住宅ローンの無料相談と有料相談の違い
住宅ローンの相談には金融機関のように無料のものとわたしのようなFPの優良なものがある。あなたはどちらに行きますか?その前に有料と無料の違いが分かりますか?
実際お客様からも『近日中に住宅を購入するので相談したのですが有料ですか?』という問い合わせの電話をよくいただいています。もちろん仕事の内容によって料金は違うのですが無料ではないです。
FPが仕事を無料でやったらボランティアです。今回は堂々と『有料です。』と答えてみました。『わかりました』と言って電話を切られました。それでいいと思っています。なぜなら私の知識に価値を認めてくれないのであれば致し方がないからです。
もう1つよく聞かれる質問は『銀行での相談とどう違うのですか』。いい質問だと思います。無料で相談したければ銀行に行ったほうがいいです。だって無料ですからと答えつつお話ししました。
銀行の無料相談とFP永野の有料相談の違い
銀行では自行の住宅ローンの商品内容はきっちり教えてくれます。ですが住宅ローンの種類はたくさんありその銀行の住宅ローンがあなたにピッタリとどうして言い切れるでしょうか。
ライフプランを作成し、いくらまでの住宅購入が出来るのか、この機会に家計を改善するにはどうしたらいいかなどは決して教えてくれません。ましてやあらゆる住宅ローンの中からあなたに合った住宅ローンを選んでくれるということはないわけです。
住宅ローンは金利×審査×団体信用保険で選ぶ
例えば3000万円のローンを35年払いで購入する場合、ある銀行が0.985%である場合と0.775%である場合では月に3000円程度違います。これを35年にしてみれば126万円も違うのです。
確かに月に3000円はたいしたことないように思うかもしれません。しかし時間軸の中で考えると大きな金額になってきます。また団体信用保険で3大疾病がついていれば自分で入っているがん保険や3大疾病保障を削ることも考慮に入れることができます。
こうして1つ考えるだけでコスト削減の連鎖が出来上がり、小さな違いがとんでもない影響が出るほどの金額になっていきます。それをわずかな金額を、ましてや住宅購入金額の0.5%程度を惜しんで120万も損することを計算できないなら仕方がありません。
住宅購入は通常であれば初めてという方が大半です。諸先輩たちがわからないといいながら失敗したことと同じことをすることを考えれば有料と無料のどちらをとるべきかが決まるのではないでしょうか。
結局わたしがやっていることは『豊かな暮らしへの水先案内人』であり、自己流でやりたい方には無用の長物と考えます。
マイホーム購入での失敗は教育費での影響が出ますが実はもっと先のイベントである老後資金にとてつもなく影響がでます。今日も明日も豊かな暮らしを望むのか。家を購入できればいいのか。それが無料と有料の違いと思っています。
もし先人の人たちが悔やんでいる失敗と同じことをしたくなければわずかなお金を惜しまずに豊かな人生を歩むための話を聞いて欲しいと切に願っています。それでも無料がいいのなら特に反対しません。それもまた人生なのですから。