老後資金はマイホーム購入で決まる!
昨年コロナ禍にもかかわらず多くの方のマイホーム購入のお手伝いをしてきました。初めてのマイホーム購入ということでみんな悩みながら引き渡しまでやってきました。
住宅展示場でハウスメーカーのセールスの話を聞いてから当オフィスに相談にくるパターンが多いのですが購入資金や住宅ローンの話の違いに驚く方も多かったのも特徴でした。
違ったのは何か?
それは沢山ありますがマイホーム購入となるとどうしても近視眼的になりがちです。マイホーム購入は家族で過ごす人生の中のほんの1ページにすぎません。
ハウスメーカーは住宅販売が仕事なのでできる限り高い住宅を売ろうとしますがお客様もそのペースにハマりがちです。ですがよく考えればわかりますがお客様がお金が必要になるのは家だけではありません。
お子様が18歳になると必ず必要になるのが教育資金です。大学の初年度だけでも場合によっては200万円では足りないくらいかかります。
そしても生きていれば必ず必要になる資金として老後資金もあります。人生100年時代になりますので住宅ローンを支払っていても貯蓄が必要になります。
マイホーム購入に偏った資金配分の間違いは人生のラストスパートである老後資金にモロに影響することは容易に想像できます。
ということでマイホーム購入の失敗は絶対に許されずハウスメーカーが何を言おうと自分の人生は自分で責任を持つという観点から考えればここが人生のpoint if noreturnとも言えます。
住宅ローン選びのポイント
お客様と住宅ローンの話をしていると『え?いいんですか?できないと言われたのですが』と驚かれることがあります。それは住宅ローンを複数の銀行に申し込みをすることです。
本来はどこの銀行で住宅ローンを借りるかを選ぶのはお客様のはずです。なぜならどの住宅ローンを選ぶかでマイホームコストは大きな差があるからです。
この差の利益も損失もお客様が責任をとるのですからそれは当然のはずです。特にお客様がネット銀行を使いたいと言った時に全力で否定するセールスの姿にはプロ精神はどこに行ったと言いたいものがあります。
では熊本における住宅ローン選びはどうすればいいのか。
ハウスメーカーが誘導する住宅ローン選びは審査と手続きが楽ですが金利が高い銀行になります。当たり前ですがセールスはローンが楽で通れば住宅が売れるのでそれがベストです。
しかしそれはお客様の利益に相反する時があります。できれば3つのグループから1つづつ選んで3行くらい仮審査、本審査をして銀行から承認をもらってから選ぶという方法がベストと思われます。
私はよく住宅ローン選びをよく受験に例えます。
合格しやすいところというのは受験では一般的に滑り止めです。それも大事なので必ず受けなければいけないのですが『受験生で滑り止めだけ受験する』人っていますか?住宅ローンではそれを平気でやっているのです。おかしいと思いませんか?
なのでもう1つチャレンジである金利が0.4%からと低いネット銀行なども申し込みをして欲しいのです。そしてその金利の低さは老後資金に大きな影響をもたらします。
なので住宅ローンはハウスメーカーの話を聞くのではなく自分で情報を集めるのが正しいマイホーム購入方法と言えます。今年もお客様に有益な情報を提供していきます。
永野FPオフィス 住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修