ネット銀行が使われない理由
マイホームは人生で1番の支出と言われます。それは間違いないのですがそれならもっと勉強したり調べてから不動産やさんやハウスメーカーに行った方がいいと思うのですが実際には知識なしで突撃しています。
その影響でしょうか。日々マイホーム購入に関するご相談が来ています。その中で最近1番多いのは住宅ローンのことです。
『ハウスメーカーや建築士事務所で〇〇銀行を勧められたのですがネット銀行の低金利を使いたいのですが』
と言うお問い合わせを最近は特に多数頂いております。
当然ですが同じ変動金利なら0.95%や0.975%より0.51%や0.6%の方がいいですよね。その差は月に5000円くらいかもしれませんが35年(420回)ならば5000円×420回=210万円の違いは決して小さくありません
電卓1つで計算できるのですがなぜハウスメーカーの営業の方はネット銀行を勧めないのでしょうか。
答えは簡単です。ネット銀行のつか方を知らない人が多いのです。展示場にお客様と一緒に回るとわかりますがネット銀行の話なんて1つも出ません。
提携の銀行のローンの話しか出ません。あるメーカーの営業の方には『どうやるの』と聞かれたくらいです。そのくらいネット銀行のことを知らないのです。
それではお客様にすすめるわけないですよね。
実際に当事務所でネット銀行の申し込みをする方が増えています。その方達の中にもやはり○○銀行の方が安いですなんて言われた方もいますが今はインターネット時代です。
そんなことはスマホでネットにアクセスして調べればすぐに嘘だとわかることです。ネット時代に合わせた営業をしないと信用されないと思うのですがどうなのでしょうか。
では当オフィスでお客様と一緒にネット銀行の申し込みをしているお客様がどうなのかの話をしていきます。
申し込みは簡単 結果も早い でも・・・
時間にして30分くらいでしょうか。当オフィスでお客様と一緒にHPに自分の氏名などを入れて申し込み開始です。事前に年収や勤務先などの属性、住宅の面積や価格などの購入物件、希望借入金額や回数などの住宅ローンのことなどを入力していきます。
すると3営業日までには結果がきます。あれもう来たの?という感じです。これで第一段階は終了です。ここまでは実に簡単なものです。
でも・・・が始まるのはここからです。ここからお客様からの質問が多くなります。この書類はどうやって取得すればいいですか?やこの書類がないのですがなどです。
先日は地積測量図がなかったので実測図をとありますがどこで取得すればいいのでしょうか。ところで実測図とはなんでしょうか。など不動産屋さんには簡単でもお客様には何が何だかわからない用語や書類があります。
ここの場面でも一緒に書類を取得したり私FP永野が銀行に電話して確認したりしていきます。申し込みから終わるまで一緒にやらないとお客様にとってはハードルが高いと感じたようです。
例えば楽天銀行のHPを見るとSKYPEにより相談も受け付けていますがお客様にとってはなかなか敷居が高いようでどう質問していいかわからないと言われます。
なので結局私FP永野が電話しています。
メリットは何か デメリットは何か
実際にお客様から聞いてみるとデメリットはやはりこの書類のことでした。一緒にやってもらったから申し込みができましたが自分だけなら無理だと思うとのことです。
メリットは何かといえば当然金利が低いので月の金額が安かったことです。月4、5千円ですが長期的に見れば数百万円になる場合もありますのでかなりありがたいとのことでした。
新規も借り換えも手続きが終わってしまえば特に問題は感じていないようです。
月々少ない金額で住宅ローンを支払いたいという方にはネット銀行は強い味方なのではないかと現状では感じております。
シミュレーションしてみよう
では実際にいくらくらい違うのかを見てみたいと思います。
住宅ローン金額3200万円 35年払いで見てみます。
金利 0.51% 月83,208円 ローン総額 34,947,702円
0.95% 月89,587円 37,626,823円
差額 6,379円 2,679,121円
いかがでしょうか。金利差は金額にして約267万円です。保証料などの諸費用の差が267万円もあるわけがないのでどう考えてみ経済的側面はネット銀行の方に軍配が上がります。
あとはお客様がそれでもめんどくさいのでハウスメーカーの方に言われるがままにというのであればそれは仕方がないかと思います。
ですがこの200万円からの違いはすべて将来、つまり教育資金や老後資金に影響が出るのです。ということはなざ永野FPオフィスではネット銀行を中心に使っているのかといえば老後資金を考えているからという結論になります。
さてあなたはどちらを使いますか。もしネット銀行を使い方けど不安な方はご相談ください。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修