感情と勘定のもつれ
最近離婚での住宅ローン相談が多くなっている。どこに相談しても売ったほうがいいと言われるし、夫も売って住宅ローンを終わらせたいというがローン残金以上の値段で売れなければ意味がない
売って借金が残るくらいなら住宅ローンの名義を自分にしてお子様と一緒に暮らしたい。今や女性も収入が上がってきており住宅ローンを自分のみで通らないのか
それができればお子様と自立できるので夫とは経済的な面のみで婚姻を継続している理由はないというわけです。こんなお悩みを持つ女性も多いのではないでしょうか
しかしその反面、本当に私だけの収入でお子様を育てられるのだろうか？病気になったらどうする？大学は行かせられるのか？など不安が大きいのも事実です。
この不安が実現した時には妻と子どもの人生は大きく変わってしまいますのでやはりここは慎重に、しっかりとした準備をしてから実行（離婚）したいものです。
こんな悩みの解決策とは
何事も始めるより終わる方が大変といいます。それは仕事でもそうですし、結婚生活でも同じようです。円満に終わりたいと思ってもなにぶん相手がいることなので円満はなかなか難しいものがあります
当オフィスではまずは２つに分けて考えています。１つは妻名義にできる住宅ローンなのか？もう１つはできるとしてお子様との生活は可能なのか
まずは夫名義の住宅ローンを妻名義にできるかの検討を進めていきます。この件での要素は大きく分けて３つになります。
１、今の住宅ローンの残金と支払い状況の確認 ２、残金に対する妻への借換審査が通るのかどうか ３、次の銀行を探して借換の仮審査
１、今の残高は住宅ローンの返済予定表を見ればすぐにわかります。元本の残金が載っていますのでそれが住宅ローンを借りる金額の元となります。これに住宅ローン手数料や登記代金を加えます。
もう１つ今の夫が支払っている住宅ローンの支払いに遅れがないかの確認をします。現在遅れている場合は次の金融機関は借り換えしてくれないです。
２、残金＋諸費用の金額で住宅ローンの仮審査をして審査が通るのか、です。実際に仮審査を出せばいいのですがFPなどでは出さずとも通るかどうかはわかるものです。
この時に審査が通り、なおつつ手続き上でも借り換え可能な金融機関を選ぶことが１番大事です。ここがとにかく経験がないと難しいです。離婚でのケースでは借換不可能な金融機関も多いので要注意です
３、借換可能な金融機関に審査依頼します。ここでは仮審査までで実際の借り換えは離婚後になります。離婚したことがわかる証明（戸籍謄本や判決）が本審査での必要書類になるからです。
その後に生活はライフプランで見える化
女性が１人（お子様と）暮らしていくのは収入によってはかなり大変なことです。経済的な面もそうですが精神的な面もかなり大変です。
特にお子様が反抗期を迎えるなどのタイミングでしたら尚更です。しかしお客様と話しているとお子様から『離婚してよかった』と言われたと聞くことも多くホッとしている女性もいました
お子様はお子様で冷静な目で家族を見ているのでしょうね。そうなるとあとは頑張って働くしかないのですがそれで将来お金は足りるのか、です。
夫からの養育費をどうするのか、決めたら公正証書にまとめてねと言っています。公正証書は強い証拠力を持つので女性が養育費を貰い続ける力となります
生活に関してはライフプランの作成をして未来のお金を見える化していくます。ただ慰謝料や養育費が決まらないと作成できないのでこの時は『予定』で作成し決定したら修正して確認します。
もし『無理では』とライフプランをみた時に思ったらどうしますか？それでも離婚しますか？実家の親はどうなのかなど慎重ね検討がここでの重ねられますが大抵の女性が離婚はするのが現実です。
実際に離婚したお客様に聞いてみた
離婚して住宅ローンを借り換えたので住宅ローン控除の件で連絡した際に数件の女性とその後の生活を聞きました。実は離婚して夫名義の住宅ローンを妻名義にした場合、住宅ローン控除が使えるのです。
『離婚したあとの暮らしはどうですか？』
Aさん『おかげさまで家が明るくなりました』
Bさん『子供もあまり変わりなく楽しく暮らしています』
Cさん『あれほど悩んで寝れなかったので嘘のです』
『経済的な面で不安はどうですか』
Aさん『仕事で給料も上がり大丈夫そうです』
Bさん『子供が大学に行く時がどうか少し心配です』
Cさん『親が全面的に支援してくれているので大丈夫そうです』
離婚での住宅ローン相談の難易度はかなり高い
実際に離婚して住宅ローンを自分名義にした方の話を抜粋しましたがこの３人ともすんなり借り換えできたわけではないです。ある人は弁護士からの紹介、ある人は銀行に聞いてもどうにもならなくと当オフィスに来ました
借換と言っても一種特殊な部類に入りますのでとにかく借換実現が可能なのかの判定と次の金融きかんを探すのがとにかく難しいです。
しかしそんな難しい状況を夫サイドは住宅ローンがなくなり再出発、妻はお子様と住み慣れたマイホームで再出発と円満と言っていいかはわかりませんがスタートできたわけです。
終わった後にお会いした女性たちは最初の頃と表情が全く別人です。それだけきつい思いをしていたのでしょう。そこに決着がついて良かったのでしょうね
もし同じような悩みがある方がいればますはお話をお聞きします。公式LINEや電話などでお問い合わせください。先送りしているといいことないのがこの相談です。
永野FPオフィスの住宅ローン相談
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