8月はさらに低金利となっている住宅ローン金利
8月はさらに住宅ローン金利は低下しました。フラット35でも借り換えで0.9%となっており固定金利でも1%を切るような状況になっています。
となると活況になるのは住宅ローンの借り換えであり弊社でも先月の7月は10件近く相談をいただき借り換えのお手伝いをいたしました。
各銀行でも必死なようで低金利で対抗できない銀行は変動金利から3年固定や5年固定を提案しているようですがお客様にとっては変動金利のデメリット部分をさらに拡張する期間固定型での借り換えは是非おやめいただきたい。
住宅ローンの借り換えといえば以前は以下の条件が常識といわれていました。
1、金利差が1%以上 2、残年数10年以上 3、残金額が1000万円以上
このうち金利差が1%以上ないと本当に効果がないのかといえば実はそんなことはありません。本日は実際の数字を用いてケーススタディとして検証してみたいと思います。
まだまだある1%以上の住宅ローン
これだけスマホが普及して情報化時代になったとしても実際に行動するのは人間です。住宅ローンを借り換えれば負担が少なくなるのはわかっているにもかかわらず借り換えしていない人が多くいます。
家計が大変という方は多くいますがその1つの理由がもし保険や住宅ローンであるとすればそれは保険屋さんや銀行が悪いのではなくあなたの人を選ぶ力とそれを怠ったという問題なのです。
現代ではスホマを開きさえすれば様々な『ひと選び』ができる時代になっています。にもかかわらず知っている人がいるからや保険屋さんや銀行の言うがままにしたという結果が今の家計に現れているのです。
その結果、未だに見るのが金利4%や3.2%の住宅ローンであったりします。または1%を超えるような変動金利で毎月支払いをしているのです。
その効果はもしかしたら月に1万円程度かもしれません。ですが住宅ローンのように長期間にわたるものの場合は1万円でも30年残っていれば360万円も違うわけですし、月に5000円なら180万も違うわけです。
もし住宅ローンを借り換えずにそのままにしていた場合この360万円や180万円と言った『知っていれば』払わずに済んだものを払った影響はどこに行くかといえば家計であり、教育費や老後資金となります。
早いところ『人を選ぶ』という人間が生きる上での基本に立ち上って人的エラーによる損を排除して楽しい暮らしをすることをお勧めします。
1%の金利差がない住宅ローン借り換えの効果
その1つとして今回は以下の条件の住宅ローンの借り換えを考えてみます。
○当初の契約 ローン金額 3530万円 変動金利 1.325% 支払回数 34年払い(408回) ○現在の状況 残金 22,568,340円 支払回数 54回経過 残り354回 月の支払 77,056円
これを今回は楽天銀行の変動金利0.513%で借り換えるとします。金利差は0.812%です。保証料はありませんが手数料が324000円と登記費用などがかかります。仮にその諸費用を50万円見込んだとして計算します。
ローン金額 2260万円
変動金利 0.513%
支払回数 29年 348回
諸費用 50万円(現金払い)
月の支払額 69,906円 (差額 7150円)
上記の借り換えメリットを計算してみると約199万円となり金利差が1%なかったとしても大きな効果が得られると思いますがいかがでしょうか。
次に諸費用を現金で支払わずにローン金額に含めた場合はどうなのシミュレーションもしてみます。
ローン金額 2306万円
変動金利 0.513%
支払回数 29年 348回
月の支払い 71,329円 (差額5727円)
月に5727円効果が出たということになります。借り換え効果は同じく199万円です。このように借り換えの常識にある金利差1%なくても効果があるのが確認できます。
これでもまだ借り換えをしないのでしょうか?
皆様もまずは自分の住宅ローンの返済予定表を見てみてください。金利が1%を超えていたら行動に移してみてはいかがでしょうか。
もし自分ではわからない、シミュレーションできないということであればまずはお電話にてご相談ください。
通話無料 0120−929−943 永野FPオフィス 担当 FP永野 修