来年から公務員にも解禁
当オフィスのマイホーム専用ライフプランの特徴は何と言っても老後資金、教育資金を中心に考えるところにあり多くのお客様に喜ばれています。
そしてプランの肝となる老後資金の中心というか1丁目1番地にあるのが貯蓄であり、金融商品としては勤務先でやっている確定拠出年金になります。
その確定拠出年金がいよいよ公務員やその妻にもできるようになります。では公務員とその妻が確定拠出年金を行う上での注意事項は何でしょうか。
私FP永野も確定拠出年金を10年以上やっておりリーマンショックありアベノミクスありと様々な経験をしてきました。
今回はその実体験をもとにした本当の確定拠出年金のお話をします。
確定拠出年金とは何だ?
最近でこそよく確定拠出年金セミナーなどが行われるようになってきましたがまだ馴染みがない公務員やお医者様、経営者が多いです。
確定拠出年金とは何かを簡単に言えば『所得税・住民税を節税しつつ貯蓄や運用ができる』という1粒で2度美味しい制度と言えます。
もちろん投資なんてという方は貯蓄でもOKです。必ず元本保証の商品が1つ以上ありますのでご安心ください。
ではどこの金融機関でやればいいのか。
実はこの金融機関選びこそが長期間やる上でとても重要で単年ではたいした差がなくともコストが大きければ大きいほどパフォーマンは落ちます。
それゆえ2つのポイントで選ぶといいでしょう。
1、手数料が安い 2、金融商品が豊富なこと
ネットで調べればどこの金融機関の確定拠出年金の手数料が安いかはすぐにわかります。2つのポイントを考えてネットから申し込みするといいでしょう。
私自身は1番コストが安く投資商品が充実しているSBIを利用しています。
誰に相談するかはもっと大事
もう1つこれも大事なことなのですが相談する人を間違えてはいけないのです。
早いものでもうリーマンショックから7年になるのですね。あの時はみんな持ち株が半分の価値になったと言って大騒ぎでした。
私はリーマンショック時に全部元本保証の商品に資金を移していたのでさほど被害はなかったのですが、その7年前からずっと上げ相場が続いています。
投資をしたいと考え株式相場の世界に足を踏み入れるとわかりますが必ず上げ相場があれば下げ相場があります。一般的に上げ相場はゆっくりと進み、下げ相場は急降下になります。
問題は『誰に相談するか』を考えた時に今から7年以内に株式相場に足を踏み入れた人はこの厳しい下げ相場を経験していないということです。
そうなのです。相場の片面、つまりいい面しか見たことがないのです。これって実に怖いことなのです。もし今私が確定拠出年金を始めるのであれば必ずこう聞くでしょう。
『あなたは株式や投資信託を始めて何年になりますか?』
ここで答えが10年以上であれば積極的にその人の話を聞くでしょう。株式を始めてもギャンブルと勘違いして大負けし退場する人が多いなかリーマンショックを含む下げ相場を経験しての10年以上の経験はおおいに聞く価値ありです。
それに対してこの7年以内にはじめた人の話であれば私なら聞きません。やはり自分のお金は大切ですし無駄な時間は過ごしたくないですからね。それだけ『誰に』話を聞くかは投資をする上で重要視されることです。
確定拠出年金の欠点
受け取りも含めて老後資金において利点が多い確定拠出年金ですが欠点は何でしょうか。それはこれにつきます。『60歳まで取り出せないこと』です。
つまり何かの事情でお金が必要な事態になったとしても自分のお金にもかかわらず60歳まで取り出せないということです。もちろん一定の条件が整えば取り出せます。
ということは節税できるからといって月々の拠出金を多くすると調節は可能ですがこんなはずではということにもなりかねません。
必ず少額から始めて徐々に自分の家計に合わせていきましょう。そのためにも住宅ローン、生命保険料、教育資金などを加味してプランが必要なのです。
住宅購入もそうですが確定拠出年金も同じで煽られて始めるのではなくしっかりとした段取りで全てが決まります。
段取りすなわちライフプランの作成をしてから始め、コストの安い金融機関を選び10年以上の株式経験者にアドバイスをもらうと効果的な老後資金作りになるでしょう。
1、ライフプラン作成 2、コストの低い金融機関を選ぶ 3、10年以上の株式経験者を選び
公務員や勤務医の方の老後資金作りには強力な金融商品である確定拠出年金。上手に使ってください。わかりやすく説明したつもりですがどうしてもわからない方はご相談ください。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修