マイホームが高すぎて老後資金を破壊している
マイホームにこれでもかとお金をかけたらどんなにかいいことでしょうか。お金が無尽蔵にあればそれもできますがなかなかできる人はいません。
土地は立地がよく形もいい広いところを買い、建物も平屋で構造もしっかりいているだけでなくデザインも素敵な感じの家。
その限度の指標となるものが老後資金でしょう。あなたには老後資金を犠牲にしてまでしてマイホームに全資力をかける価値はあると思っていますか?実はそんな人を数多く見るのです。
今回は毎月たくさんのハウスメーカーの見積もりを見つつお客様にお話しして感じることをお話しします。老後資金を犠牲にしてまであなたはマイホームにお金をかけますか?
あなたの老後資金を破壊しているマイホームコストを改善することは3つあります。3つとはこれになります。これを考えることによりあなたのマイホームは劇的に値段が変わることでしょう。
1、ブランド 2、人間の選球眼 3、住宅ローン
まずあなたは大手住宅メーカーのブランドが必要なのでしょうか。
ブランドは必要ですか?
マイホームを買う上でブランドをとるメリットはいろいろとありますが1番感じるところはこれです。
『えーすごい!〇〇ハウスで買ったの?』というもの。
これは結構大きいです。そう、買った感が大きいのです。あなたの自尊心は満たされ幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。でも必要ですか?
もしこの『ブランド』に興味がないというのであればそれだけできっと3,4百万円変わるでしょう。これがブランドの価値とも言えます。
ただし大手ハウスメーカーはかなり高いのは事実ですがフルに魅力が備わっているのも事実です。見栄体裁的なものだけでなく会社の財務的信用度と耐震などの構造もさすがと言えるでしょう。
それでもそこにプライオリティを感じないのであればブランドを捨てて得た資金を他のところにつぎ込むことが可能になります。
ここで出てくるのが人の選球眼です。センスというのはすごいものでない人はとことんないものです。そんなセールスを選んだらまさしく苦労することでしょう。
せっかくの資金をセンスのない人に任せてはブランドを捨てた意味は半減と言えます。だから営業というか誰から買うのか、誰と建てるのかはとても大事なことです。
なんでそんな金利の高い住宅ローン?
実はブランドの次に資金がかかるのは住宅ローン金利だったりします。先日ご相談にきた方は変動金利にもかかわらず0.8%くらいでした。
住宅ローン金利の0.8%が悪いわけではありません。問題なのは変動金利であれば0.38%(令和2年8月現在)から存在するにもかかわらずその存在を聞かされることなく無条件で選んでいることです。
そもそも自分で支払う金額を自分で選ばないなんておかしいと思いませんか?
この住宅ローンでもし支払い金額が安いものを希望されていたとすればどのくらい変わったのでしょうか。シミュレーションしてみます。
これでみれば0.38%と0.725%での比較になります。月の支払額で6000円くらい違います。これが420回、つまり35年間なのですからその差は250万円にも及ぶのです。
諦めたブランドとしっかり選んだ住宅ローンで5百万円から6百万円は違うということがわかります。別の言い方をすればこの金額分あなたの老後資金が流失したとも言えます。
この3つだけを考えてもこれだけ金額が変わるのです。いかがでしょうか。これから家を買う方はぜひ真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
もし熊本の方で的確なアドバイスをくれる方が近くにいない場合はご相談ください。きっとあなたの素敵なマイホーム作りのお役に立てることでしょう。
その他の住宅ローン情報はHP内を参照にしてください。
住宅ローンに強いFP相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修