住宅ローンは金利で選びたい
土地も見つかり買付証明書も出して建物の見積もりが出たらいよいよ住宅ローンの仮審査の話が出てくる頃です。住宅ローンにはさまざまな選び方があります。
しかしマイホームも欲しいけど投資もしっかりしたいと言う方は意外と多いものです。そういう方からはとにかく金利を下げたいと言う依頼が来ます。
住宅ローンで金利が安いといえばやはりネット銀行の住宅ローンを使いたいところです。今はAUじぶん銀行や住信SBIネット銀行などがあり金利も0.３％を切ってます
そんな金利の低いネット銀行の住宅ローンですが注文住宅で使いたい場合、どこに注意すればいいのでしょうか。今回はネット銀行の住宅ローンに関してになります。
ネット銀行の選び時に重視する３つとは
先日のお客様もネット銀行を使いたいと言うことで住信SBIネット銀行のご提案をしました。お客様は本当にネット銀行を使いたいのですがセールスから地方銀行しか提案してくれないと不満そうでした。
金利を見てみると諸費用を住宅ローンに入れなければ0.３２％でしたが地方銀行の0.４７５％とは金利の数字上さがあるように見えます。
実際は地方銀行の月の支払額が１２万６６５６円なのに対して住信SBIネット銀行は１２万３３３７円でその差は３,３１９円でした。
お客様も思ったほど差がないのにちょっと意外そうでしたが住信SBIネット銀行には３大疾病団信５０％がついていることを説明すると乗り気になったようです
お客様の状況を確認してみるとネット銀行でもいけそうな感じでした。この『いけそう』とはどこをみていったのか。ここがポイントになります。
１、土地
２、年収
３、勤務先
ネット銀行はハードルが高い
土地を購入して注文住宅でネット銀行を使いたいときの最初のハードルが実は土地です。お客様の土地の住所を確認して都市計画図を見ることにしています。
ここで市街化区域以外だとほぼ無理と思っています。だからまずはここの確認からスタートです。このお客様の土地は市街化区域でその点は問題なかった
ここで市街化調整区域だった場合はネット銀行のHPをみると引き受けが厳しいことが多いです。例えばソニー銀行などは最初から取扱不可となっていますので親切です。
年収と勤務先は一体になっていることが多いのですが新卒から勤務しており年収も平均年収を遥かに超えており返済比率も問題ないことからGOサインを出した次第です
地方銀行の仮審査も必要な理由
確かにお客様の希望がネット銀行だったにも関わらず地方銀行をすすめるのはどうかと思うかもしれませんがここにはそれなりの理由があります。
それはネット銀行の仮審査は信憑性がないのです。もっと言い方を変えると地方銀行の住宅ローンの結果は仮審査で承認なら本審査もよほどのことがない限り承認になります。
しかしネット銀行は仮審査で承認だったとしても本審査で普通に否決になったりします。この違いは金額が大きな不動産を扱っているので理解できるところです。
ただしネット銀行を否定するセールスもいまだにいますのでそれは違うのではと思います。まあ、ネット銀行は本審査否決の可能性がかなり高いので気持ちはわかるんですけどね
まとめ
土地を購入して注文住宅を購入する場合でのネット銀行の利用を希望する場合はまず土地が市街化区域であることを確認しましょう
次にネット銀行でシミュレーションして選んでいきます。上記で私が住信ネット銀行を選んだ理由は店舗があるからです。PCが逃げてと言う人がいますからね
ネット銀行の本審査が承認になってから地方銀行含めてシミュレーションして最終的に住信SBIネット銀行を選んだものです。
この後はiDeCoやNISAの話をすることになっていますので引っ越しなどが終わったら資産運用の話に移行していきます。
日経平均も４万円が近くなるなどこれからは運用の知識も欠かせなくなりますのでそこまでバックアップしていきます。
もしネット銀行の住宅ローンだけでなく資産運用のアドバイスも欲しい方はご相談ください。相談は電話もしくはメール、公式LINEからでも受け付けています。
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永野FPオフィスの住宅ローン相談
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永野FPオフィス 永野 修
『審査の通らない住宅ローンに価値はない』
クレジット会社で１７年間毎日CICを見てきたのでどうしたら審査が通るのかがわかるという職業病を武器に他社ではできない住宅ローン選びをメインとしています。ローン業界に３０年以上の豊富な経験と年間１００件以上のマイホーム購入のお手伝いをしています。お客様の８０％は公務員であとの２０％は医師と看護師になっています
