マイホームトラブルは精神的にキツい
マイホーム購入に携わって早いものでもう8年になります。元々当オフィスはライフプラン作成して教育資金や老後資金の相談をと思って開業したのでした。
しかし私FP永野の思いとは裏腹に実際の相談は住宅ローンに関してもものが多くなっていきました。それもそのはずで私はサラリーマン時代にクレジット会社でローンの審査に携わって来たので他のFPより詳しかったからです。
当時からなんでこの住宅ローンが通らないんで?なんでこのお客様の状況でこの銀行にローンの申し込みをするんだ?と不思議に思ってました。
その答えは今ならわかります。
それは住宅ローンのことは金利しか情報がなかったからです。今はここに団体信用保険のことが加わっているだけで肝心の審査のことはハウスメーカーのセールスも不動産屋さんもまたFPもわかってないからです。
つまりお客様は知らず知らずのうちに金利や団信などグーグルで検索すれば出てくるような情報で遊ばれているのです。大変お気の毒なことと言えます。
実際の住宅ローン相談では1番大事ことは審査にも関わらずです。審査の通らない住宅ローンにはなんの価値もないのです。そんな相談に対して通る方法や銀行を教えているうちにこういう住宅ローン相談をすることになりました。
お客様の悩みは『審査』を知っていれば(私にとっては)とても簡単に解決できる問題が多かったのです。ローンが通らないのはなぜ?という相談なんかは特に、です。
こうしているうちに建物を見る機会が必然的に増えてきました。それと同じように建物での悩みやトラブルを目の前で見ることが増えてきました。
そのたびに工務店、ハウスメーカー、設計事務所に行き担当者と話をし続けているとマイホーム購入での『失敗の仕方』がわかるようになってきました。
もうこれはワンパターンとも言えます。言い方を変えるとこれさえ気をつければお客様のマイホームトラブルは大幅に減るのではないかと思うのです。
今日のブログはこのたった1つのマイホームトラブルを起こさないためにすべきこととは、と題してFP永野がお客様に話していることを説明します。
先に答えを言っておきます。『ダメセールスには絶対に近づくな!』です。
美しいHPとインスタはトラブルへの誘い
マイホーム購入を言ってもお客様によってその性格はかなり違うものがあります。とにかく安さを追求する方もいればデザイン一辺倒で選ぶ方もいれば、高額商品ゆえ『安心・安全・安定』を重視に決める方までいます。
最近ではピンタレストやインスタなどでのマイホームの情報もちょっと探せばすぐに出てくるのでほしい情報にはすぐにアクセスできる環境下にいます。
そんなネットの情報ですが最もほしい情報が欠けています。それは絶対に契約してはならない工務店やハウスメーカーのセールス情報です。本当はこれがほしいのですがね。
情報が容易にアクセスできる環境ではこの情報が大きなトラブルに元になっているとも言えます。何が言いたいかというと情報の出し方が上手な『だけ』の工務店やハウスメーカが存在するのです。
本来は『家を建てる』という本業のレベルアップに使うべきお金をそこには使ってなく広告や情報により多くのお金を使っているのです。
かつてトラブルになった、またはこの工務店や設計事務所は絶対にやめてほしいというような会社のHPやインスタは本当に魅力的なものでした。そう、お金をここに使っているからです。
この購入してはダメな工務店やセールスを見抜く方法はないのか。私はそれをかつてのお客様の苦悩から見出しています。大変だった、苦悩した、深く思い悩んだお客様には共通点があるのです。
それは『性格的にダメに人を人生で1番高い買い物のマイホーム購入のパートナーに選んだ』ということです。
安い見積もりはトラブルへの入り口
マイホーム購入は人生のイベントの中で1番高価なものです。3000万、5000万円とローンを組むのです。ここでの失敗は取り返しがつかないのは容易に理解できますよね。
しかしながら欲には勝てないというか見た目の安さやデザインには勝てないというのか、肝心の人選びをおざなりにする人が多いこと多いこと。
そんな人を選ぶことをおざなりにして結果トラブった人が共通して口に出す言葉がいくつかあります。その3つはこれです。これに気をつければいいのです。
1、安い 2、おしゃれ 3、できない
『安い』『おしゃれ』このキーワードでマイホーム購入を考えている方は本当に気をつけて建物の業者を選ぶ必要があるのです。これが失敗の始まりだからです。
このトラブルに入り口その1がもうダントツなのですが『安い見積もり』です。この異常に安い見積もりを見るとマイホームFPである私の中でアラームがなるのです。
そしてかなりの確率でその業者さんはいろんな意味で適当なところだったりします。例えば社長と電話連絡がつかなかったり見積もりがかなり大雑把であったりします。
住宅購入では書類の提出も重要です。例えば銀行に建築確認申請書や建築確認済証などを提出します。ここには図面があったりするのですがこれが異常に遅かったりめんどくさがったりするのです。
そしてこちらが書類に関してお願いするとめんどくさがるのです。自分のすることに口出しするなという人もいます。それがないとローンが進まないのに、です。
つまり工務店の社長であろうがハウスメーカーのセールスであろうが『だめな人』には絶対に近づくな、と声を大にして言いたいのです。
でもそれがお客様はわからないようなのです。
やめた方がいいと言っても『安いから』『おしゃれだから』と言って契約して案の定トラブルや悩みに突入していく。そんな感じです。
出来ない・ない=知らないだけ
できます、大丈夫です。なんとかします。このYESしか言わないのはいいことに見えるかもしれません。でもそれを側から見ているととても心配なのです。
それはトラブルが起こるパターンではYESというだけ言っている人は後から色々と起こることがあるからです。『やっぱりできませんでした』というパターンです。
いわゆる安請け合いというやつです。工務店やハウスメーカーには得意な家のテイストというものがあったりします。得意なことがあるということです。
それ以上に問題なのがその反対のことで『できない』や『無理』を連発する工務店もあります。苦手というかよく知らないことがあったりするようです。特にそれは住宅機器で起こります。
今は国内製特にリクシルやパナソニックなどの国内製品だけでなく海外製品の情報も手に入る時代です。特に食洗機は我が家のキッチンもそうですがボッシュやミーレなどが人気だったりします。
また家に使うタイルなども本当にさまざまなメーカーや色合いの製品があったりします。勉強熱心でない工務店などはお客様がこうしたいと希望を言っても『出来ない』『そんな商品はない』などと言ったりします。
今までのお客様との経験上、マイホームのことで出来ないことや製品がないことはなく『NO』と言われたときは大抵知らないか、施工したくない時だったりします。
この『特別なこと』や自分ならではのことをできないと言われるともう困ってしまうのです。こうしてお客様は深い悩みと失望感を抱くことになるのです。
とにかくトラブりたくなければ人を選ぶこと。人生での高額商品を上手に買うコツだったりするのです。人を見る目のある人はぜひそんな点に気をつけてください。
もし人を見る目に自信はないが自分がほしいと思っているマイホームを手に入れたいという方は今までお客様が関わったセールス、工務店でよかったところを紹介します。
こうして絶対に失敗することが出来ないマイホーム購入というイベントを乗り切ってもらいたいのです。