答え どのくらいマイホームが欲しいのかで違う
確かにちょっといいなと思う土地は高いか建築条件付きとなっている場合が多くなっています。たまにこれだと思うような土地が掲載されると速攻で買い付けが入っています。
買い付けを入れているのは誰かといえばやはりいい土地があったら欲しいと目を皿のようにして探し回っている人と建築条件付きにして売りたい業者さんです。
こういった人たちが多ければ多いほど値段が高くなるのは事実です。
また建物の金額もウッドショックや円安、ウクライナの戦争の影響でここ2年でかなり値上げされています。これは結構厳しい話でみんな『え?』となるほど上がっています。
それでももし将来的には絶対にマイホームが欲しいんだと強い気持ちを持っているのでしたらこういう状況下でも購入した方がいいと考えています。
その理由は主に2つあります。
こんなマイホーム購入環境が厳しい中でもどうしても欲しいと思うなら購入した方がいいと思う理由が2つあります。
1、金利の問題 2、健康上の問題
フラット35の金利を見てもそうですが固定金利の金利がかなり上昇しているのでそれに伴いローンが通る上限金額も下がっています。
例えば年収550万円の方が4000万円を35年で購入しようと思った場合金利の違いがどのくらいローンの上限金額に影響あるかというとこうなります。
1、令和4年7月 1.51%・・・5200万円 2、令和3年8月 1.28%・・・5400万円 3、令和2年3月 1.24%・・・5450万円
ここ2年で同じ年収でも250万円程度上限金額が下がったことがわかるかと思います。問題はこれからです。金利は下がるのでしょうか?
こればかりは全くわからないです。今のところ日本銀行の政策決定会合の議事録を見る限りは金融政策は現状維持なので変動金利はこのままは続くことが予想されます。しかし5年後はわからないです。
では金利が上昇したらどうでしょうか。こちらの方が経済的に圧迫することになります。欲しい方または固定金利での購入を考えている方は購入した方がいいと思っています。
今の健康状態がいつまで続くのか
2つ目の理由として実はこちらの方が大事なのですが今の健康がいつまで続くかは誰もわからないという問題があります。住宅ローンは健康でないと借りれませんからね。
今は健康であっても購入を待つということはその期間分だけ年齢もアップするということを意味します。ということは健康でなくなる可能性が高くなります。
住宅ローンは基本的には団体信用保険に加入できないと利用できません。確かにフラット35は団体信用保険は任意です加入できなくても住宅ローンは利用できます。
しかし人間において唯一確実なことは生まれたら死ぬことだけです。いつ何があるかわからないのです。その時に団信がなかったらどうでしょうか。
一家の稼ぎ頭であるご主人を失ってさらに家族に借金が残るのです。とてもでないけどお勧めできません。マイホームは健康でないと買えないのです。
数年前にある国家公務員の方が長年理想の家を探していてようやく決まってから1週間後に勤務先で脳梗塞で倒れてしまい就業不能になってしまった方がいました。
奥さまが最後に言われた言葉が印象的です。
『もっと早くに購入しておけばよかった。健康は永遠に続くと思ってました』
そう、人間は年齢と共に老いるし病気になる確率が上がっていきます。言い方を変えれば年齢は病気になる確率ともいえます。私は今年で55歳なので55%ということですね。
買いたいなら買った方がいい
いつの世でも、どんなに好景気であっても買わない方がいい理由なんて山ほどあります。その中で自分達は終の住処という問題にどう考えるかです。
衣食住のうちの住は人生おいてとても大事な問題です。マイホームを購入することのメリットの1つにストレス現象があります。
賃貸やアパートと違って壁が薄く音を気にする心配もそこまでないというのは仕事から疲れて帰ってきた身に優しいというのはストレス軽減につながります。
健康はストレスからきます。病は気からですからね。個人的にですが健康で長生きするためにマイホームはとてもいいと思っています。
そう考えるとマイホームは買いたいなら経済的に許すのであれば買った方がいいという結論になります。どうでしょうか。参考になれば幸いです。
もし家は欲しいがやはり不安だという方はご相談ください。ライフプランを作成しながら一緒に決めていきましょう。
永野FPオフィスのマイホーム相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修