保険見直しでしてはいけないこと
金融商品を設計するときに誰に頼むか、またはどこの保険にするかなど迷うこともあるかと思います。私でしたら絶対にしないことがあります。それはネットや保険ショップでの無料相談です。
なぜ無料相談には行かないか、その理由は3つありますが1番の理由はこれです。『誰と出会うかで人生が変わるから』人生は選球眼で決まるということをイヤってほど経験しているからです。
誰が担当するかわからないってことはその人のことを知らないままに自分の大事な保険を任せるということになります。使うときに連絡したら『退職しました』と言われたらどうなのか
そうは言っても保険の見直しをしたいと思っても知り合いに保険屋さんがいなければネットで探すしかないのも事実です。それならば熊本に居住している場合、保険の見直しはどうやってすればいいのかの基本的なことを知っていけばその人の良し悪しを確認出来ます。
いつ死ぬか、いつ病気になるか、なんの病気になって入院するかわからないので保険設計に正解はないのですが答えらしきものならあります。
今回はいつも公務員の方にしている熊本での保険見直しの基本を書いていきます。ご参考になればと思います。
公務員の保険見直しの手順
当オフィスではまず最初に必ずライフプランの作成をしています。そこに並んだ数字を見るとお客様の価値観や生活におけるクセが全てわかります。
その価値観に沿って直した方がいい暮らしになると思われるところを変えていく提案をしています。では保険設計ではまず最初にするのは何か?それはこれです。
住宅ローンの確認
え?保険ですよね。という声が聞こえてきそうですが間違えなく住宅ローンの確認です。なぜなら熊本の保険の設計で住宅ローンの知識は絶対に必要だからです。
むしろ住宅ローンの知識がない人には自分の大事な保険設計をお願いしてはいけないとすら考えています。なぜ住宅ローンなのか?
それは熊本の住宅ローンは『団体信用保険』が充実しているからです。例えば熊本銀行の団体信用保険はこんな感じです。
1、がん保険 がん(悪性新生物)になったら住宅ローンの支払いが終わる。 がんになったら一時金100万円(1回限り) 2、医療保険 入院したら一時金10万円(12回まで) 配偶者が入院したら一時金10万円
もし主債務者が夫の場合には住宅ローンの支払いをすることなくそのまま住宅に住むことが出来ます。病気で入院しても10万円でます。癌になったら病気に加えて100万円もらえ、住宅ローンの支払いが終わります。
住宅ローンの団体信用保険ですでに死亡と医療・がんの保障がついているのです。肥後銀行か熊本銀行かによっても少し違いますので注意してください。
いかがでしょうか。これだけでも立派な保険と言えます。
これを加味したいで保険設計をするということはこの分の自己負担、つまりあなたが自腹で支払うということです。こんな常識的なことを知らない人に保険を任せたら家計に損失を与えることになります。
付加給付を確認する
住宅ローンをどこの銀行で借りているのか、それによって団体信用保険が違うのでその確認をまずはします。では次の確認は何か?それはこれです。
『付加給付の確認』
自分が加入している健康保険組合のHPを確認してみてください。勤務先によっては付加給付という項目があります。例えば熊本市町村職員共済組合のHPには短期給付のところには『法定給付』と『付加給付』があります。
簡単にいうと『入院したら25000円程度の負担ですよ』ということです。いかがでしょうか。
入院したら団体信用保険から10万円でます。ということは10万ー2.5万円で+7.5万円になるのです病院代はすでに足りているということになります。では足りているので医療保険はいらないのでしょうか?
医療保険は必要と思っている理由
確かに上記のように団体信用保険と付加給付で入院にかかる費用は個室に入らない限りは足りるはすです。それなら医療保険はいらないのかと言えば個人的にはそうは思っていません。
なぜなら『この制度がいつなくなるかわからない』からです。
保険組合は少子高齢化の影響も相まって財政問題を抱えていると言われています。それを解消するために25000円という金額も変わっていく可能性や制度自体が変わることも考えられます。
今は健康で過去も健康だったけど未来はどうなるかはわかりません。どうなっても生きていく、言い方を変えれば家族が幸せであること、これが成り立つように保険設計は必要です。
ここに貯蓄や運用設計も必要になってきます。教育資金はとにかくお金がかかります。預金の金利はないに等しい日本の中それを普通預金に入れておくこと自体がリスクになりかねない世の中です。
そう言ったことを含めてアドバイスしてくれる『人を選ぶ』ことが人生を左右する選択です。いかがでしたでしょうか。熊本の公務員における保険設計に関してでしたが公務員以外でも同じです。
住宅ローン、保険相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修