団体信用保険の請求
住宅ローンに必ず着いているのが団体信用保険です。死亡もしくは高度障害の適用で住宅ローンを支払うことなくそのまま住むことができるというものです。
それが今ではがん団信なるものが一般的になり悪性新生物になったら適用になるものや入院一時金や全疾病など様々な種類の団体信用保険があります。
今までも団体信用保険を請求したことは何度かありました。しかしそれは全て医療系のものでコロナや異常分娩での入院一時金などです。10万円でもあるとないとでは違います。
しかし今回は違います。
お客様の遺族の方よりお亡くなりになったと連絡がありました。半年前にお会いした時にはそんなことになろうとは思ってなかったので残念でなりません。ご冥福を祈ります。
突然のことなので遺族の方も悲しみに暮れている暇もなく身辺整理をしていました。ましてや経営者なので会社のことなどもありまさにパニック状態です。
今回団体信用保険の請求に携わったのでそのことをブログにしました。
団体信用保険の請求フロー
実は過去に1度団体信用保険を請求したことがあります。それは今から21年前の6月自分の父親が死亡した時です。必要書類を携えて銀行に行った日が懐かしいです。
では死亡での団体信用保険を請求する場合の必要書類とは何が必要なのか。今回の銀行では2つ言われました。その2つとは何か
1、住民票(除票) 2、死亡診断書コピー
この2つが揃ったら取り扱いをした銀行の支店まで来てほしいとのことでした。団信加入してから1年以内の自殺など免責事項に当てはまらなければ住宅ローンの支払いは終了となります。
口座のお金はどうなる
ここで遺族の方より質問がありましたそれは口座にあるお金のことです。全部引き出した方がいいのか?という質問です。確かに以前はそんな話をよく聞いてました。父親の時も口座をロックされました。
葬儀など大きな支払いがあるのでお金が必要になります。通常はすぐに必要なら手持ちの資金で出し変えておくか生命保険の保険金でなんとかなりそうです。
しかし今回のお客様はコロナ禍での経営状況の悪化で生命保険は解約されていました。そんな時は仮払制度があります。出金できる限度額は以下の1・2の低い額になります。
1、預金額×法定相続分×1/3 2、150万円
仮払制度を使っての請求になりそうですがそれはこれからの話となりそうです。
様々な借り入れがもしあったときにことを考えると生命保険があればそれを利用して支払えるのですがないので何も出てこないことを祈るばかりです。保険は本当に大事だなと改めて感じた次第です。
今回団体信用保険の申請に携わってみて人間の命はいつどうなるかわからないものです。何があってもいいようにお金のことは書き残しておきたいものです。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120ー929ー943 担当FP 永野 修