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建築中に死亡のリスク
土地を契約して建物を決めた後につなぎ融資で土地を自分の名義にします。その後に建物の建築に入りますが着工した後でもし旦那様が死亡したらどうなるのかと思ったことはありませんか?
実は住宅ローン相談をしていると今までに何度かヒヤッとした経験があります。建築中に入院したという連絡を受けたときなどです。
この解決方法はつなぎ融資に団信があるかの確認とない場合は事前に生命保険などでカバーしておくことです。確かに建築中の8ヶ月前後でも死亡リスクの可能性は大きくはないですが、もしも発生した時は悲惨です。
こうして建築前に様ざまなリスクを知っておき、その対応をするかしないかを決めておくことはとても大事でこれをしておくからこそ安心してマイホームの引き渡しを待つことができます。
今回のブログを読むと建築中の死亡リスクの回避の方法が理解でき、安全にマイホームが購入できるようになります。
マイホーム建築中の死亡はある?
FPという仕事をしていると人間には何が起こってもおかしくないことを実感させられる。半年前もガン宣告からわずかに10日でお亡くなりになった方がいた。
日課としているランニングができなくなったので病院に行くとその場でMRI検査。夕方には末期がんの宣告でその前り道に電話がありました。『あとのことを頼みたい』と。
団体信用保険の手続きなどをして後の処理もほぼ終わろうとしていますがこれがもしマイホーム建築中だったらどうなるのか?
工務店やハウスメーカーのセールスに聞いてみると2人だけ経験したことがありその時の様子を聞くことができた。対策もしてなかったようなので悲惨の一言です。
対策方法とはなんでしょうか。
建築中の死亡の団体信用保険
ご存知の通り住宅ローンには団体信用保険があります。フラット35では任意ですが銀行の住宅ローンは必須でもし団信に加入できないと住宅ローンも組めない=家も買えません
しかしこの団体信用保険は通常の住宅ローンのフローでは引き渡し後しか適用されません。ということは建築中は適用外ということになります。
経験したセールスに話を聞くと何が悲惨だったかというとまず夫が急死したにも関わらず家の話をせざるおえないという状況です。
土地と着手金をつなぎ融資で支払っていただいた後に朝起きたら死亡していたということでした。つなぎ融資には団体信用保険がついていたので建物の70%の支払いが残っています。
夫と住むつもりであったマイホームでしたが内心もう不要なのでしょうが契約して建築中なのでどうにかしないといけないのは当然ではあります。
セールスもなかなか言い出せなかったのですがどこかで話をしなくてはいけないので思い切った値引きを提案してなんとか夫が残してくれた生命保険で支払ってもらったようです。
ですがこの生命保険は夫の死亡後の家族の生活費とお子様の教育資金、そして妻の老後の生活費の予定でした。『もう思い出したくないくらい辛かった』と言ってました。
では当オフィスでは必ずお話しする本当にこれこそもしもの話ですが提案する対応策はどのようなものなのか、大きく分けて2つあります。
1、肥後銀行の住宅ローン
その1ですが『肥後銀行の住宅ローン』の利用です。なぜ肥後銀行の住宅ローンがこの対応策になるのか?それは住宅ローンのフローにあります。
上の図を見てください。熊本の方は肥後銀行と熊本銀行の住宅ローンを同じものと思っているようですがかなり違うことがわかります。
仮審査ー本審査までは同じですが熊本銀行がつなぎ融資となるのに比べて肥後銀行は早くも金銭消費貸借契約を締結して決済されます。そうなのです。もうこの後から団体信用保険が適用になるのです。
ただしがん団信には3ヶ月の免責期間がありますのでそこだけご注意ください。熊本銀行はつなぎ融資で支払った部分にのみ団信がありますので建物の支払いは残るのです。
ここが肥後銀行の住宅ローンの1番いいところです。安全なのです。しかし欠点もあります。団信は適用になりますが支払いも始まるのです。
利息のみを選択できますが賃貸と支払いが重ねると苦しい方は控えた方が無難です。その点熊本銀行は引き渡し後から支払いが開始されますので賃貸の支払いと重なることはありません。
2、生命保険でカバーしておく
最近、生命保険に対してネガティブな印象を持つ方もいますが死亡後に必要な資金を準備するという意味では生命保険より優れたものはありません。
つなぎ融資の前に生命保険の見直しをしておくという方法です。団体信用保険との兼ね合いで保障がダブって来る方も多いのでこのタイミングでの保険の見直しは正しいです。
建物の70%を頭に入れて死亡保障(収入保障保険)に加入してもタバコを吸わずに30代であればそこまで高い保険料にはならないです。
お子様の教育資金も高くなる一方なので無駄にはならないです。奥様の死亡時にもリスクがあります。一緒にこのタイミングで見直ししてこの後のマイホーム人生に備えておくといいです。
3、傷害保険に加入する
急な脂肪といえばやはり病気より事故の方が確率が高いということで傷害保険の死亡で対応するものありでしょう。しかし病気での時に思いっきり後悔しそうな気がします。
また生命保険なら事故での死亡も対応できるのでやはり応急的処置は否めません。できれば1か2の方法でこのリスクを防ぎたいものです。
事故の可能性が高いと思うのであれば自動車保険もこの機会に整備しましょう。言われるがままに加入している人が多すぎます。事故になって『え?出ないの』ということがないようにしてもいいでしょう。
備えあれば憂いなし
一般に建築が始まったら約8ヶ月から半年のリスクなのでそんなに確率が高くはないです。しかしいぜ起こってしまったら被害は甚大です。
ここは確実に対策を取っておきたいものです。つなぎ融資に団信があればいいですが団信がないつなぎ融資もあります。ここは要確認ですね。
マイホー雨購入は人生で1番高い買い物なのですがらリスク管理をいい加減にしてはダメだと思います。しっかりと安全をキープして安心できるマイホーム購入をしてください。
これが最初の老後対策になります。もし自分の場合はどうしたらいいかわからない方はご相談ください。相談は電話かメールもしくが公式LINEよりどうぞ
永野FPオフィスの住宅ローン相談
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永野FPオフィス 永野 修
クレジット会社で17年間毎日CICを見てきたのでどうしたら審査が通るのかがわかるという職業病を武器に他社ではできない住宅ローン相談をメインとしています。