ネットの情報は万能ではない
スマホの普及により生活や経済は大きく変わった。今やインターネットは生活の1部でありそこに流れている情報にはないものがないというくらい氾濫している。
この情報の取捨選択によって人生が大きく変わるケースも出てきており誰を信じるのか、何を信じるのかというファクターはまずます重要になってきている。
FPとして住宅ローンに携わっていても工務店やハウスメーカーのセールスよりお客様の方が住宅ローンに詳しいということも普通に起こっておりそのことがお客様のネットへの信用をより深めていることもある。
しかしネット情報を過信するばかりに自分勝手に情報を組み合わせて話を作ったり拡大解釈したりするケースもまた見られるのも最近の特徴です。
今回の話は新築購入でまずは地方銀行で住宅ローンを借りて1年後にネット銀行へ借り換えをするというお話です。一見するとできそうに見てますが(もちろん私ならできる)が熊本の素人さんでは失敗することがかなりの確率であります。
今日はそんなお話をします。なぜ彼はネット銀行で借り換えができなかったのか、です。
ネット銀行はつなぎ融資がない?
基本的にネットの情報は東京など大都市圏の話が多く『それは熊本では違う』という話がいくつかあります。その1つがネット銀行の住宅ローンの利用に関してです。
マンションなどでは問題ないのですが私のように土地を購入してから建物を建てるという一戸建ての住宅ローンがほとんどという場合は特にそのハードルの高さを感じます。
ハードルがどこにあるかといえば1つは年収の問題でありもう1つは担保評価の問題だったりします。そして忘れてはいけないのが熊本ならではの慣習だったりします。
またネットでの住宅ローンのブログや記事を読んでいると『ネット銀行にはつなぎ融資がない』というものをたまに読みますがちゃんとある銀行も存在します。
それならつなぎ融資がある銀行を使えばいいだけですがネットの記事を過信して鵜呑みにしているケースが多々あるのです。そして実際の業務をやっていないFPによる記事では絶対に書けない『事情』もあるのです。
本審査に通っても借り換えできない?
先日も3年前にまずは地方銀行で住宅ローンを組み3年後にネット銀行に借り換えるという相談を時間をかけて実行しましたがこれだって東京では簡単そうですが熊本ではミスする可能性があります。
もしかしたら最初からネット銀行にすればいいのではと思うかもしれませんが地震後という特殊事情によりものと時間の関係でこのようなプランになった次第です。
では熊本でこのプランを実行する場合失敗の要因となり得ることとはなんなのでしょうか。ネット銀行の審査でしょうか。
違います。
確かにネット銀行の審査は熊本においては厳しいものがあります。ですがあるお客様はネット銀行の審査は本審査まで承認が降りていたにもかかわらず借り換えできなかったのです。
本審査が通ったのになぜ借り換えできないの?普通はそう思いますよね。でもこれがネットでは決して出ていない熊本での住宅ローンの話なのです。
熊本での住宅購入のフローや慣習を、住宅ローンのこと銀行のことを実務でやっていればすぐにわかることなのです。ではなぜこの方は借り換えできなかったのでしょうか。
言い方を変えていうならもし熊本で同じようなことを考えているのであれば失敗する可能性が相当高いですよという話をしています。
ネットを過信するばかりに人生で1番高いマイホーム購入で無知によるミスをするのはどうなのでしょうか。もし答えを知りたい方はご相談ください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修