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住宅ローン審査の最終手段
どうしてもマイホームがほしいにも関わらず、過去のことで住宅ローン審査に通らないという相談を多くうけています。例えば、スマホでの異動情報やCICの『A』があって審査が通らないというケースです
しかし、もしそんな方でも審査が通ってマイホーム購入ができる方法があるとしたら知りたいと思いませんか?今回のブログは異動やAでどこも審査が通らなかった方のお話しです。
もちろん決して怪しい方法でも怪しい闇金からお金を借りる方法ではないです。普通に住宅ローンの制度として存在する方法です。
どうせ金利がすごく高いんでしょ!
そんな声が聞こえてきそうですが、金利も審査が問題なく通る人と同じです。なぜこうした方がマイホームを購入できないかというと審査に関して知識がないことが原因です。
実際に最近この方法でマイホーム購入をした人から立て続けに感謝されています。本日はその方法をご紹介しようと思っただけです
その方法の代表的なものは『親子リレーローン』です。
では親子リレーローンとはどんなものでしょうか。実例を交えてブログにしていきます。ぜひ参考にしてマイホーム購入してください
親子リレーローンとは
親子リレーローンとはなんでしょうか?簡単に言えば本人と後継者の2世帯で住宅ローンを組むというものです。親と子の収入合算の1つと思ってください
当初は親が支払いをして、後々後継者である子が支払う。そんなイメージを持ってください。ここではそのくらいでいいです。
今回はその親子リレーローンを住宅ローン審査を通すための使い方なので収入合算という意味合いよりもいかにして審査を通してマイホーム購入するかに重きをおいて説明します
ローン審査上のメリット
収入合算により返済比率改善に効果があります。異動やCIC『A』以前に返済比率オーバーという方も少なくありません。
返済比率オーバー+異動 or『A』の場合は普通住宅ローンでは審査が通らないです。多くの方はここで不動産屋さんもしくはハウスメーカーのセールスから見放されて当オフィスに相談に来ます。
本当はここからが腕の見せどろなのですが大変残念なことです。
この返済比率改善というのが最大のメリットであり、これを審査に利用していきます。
実例1)夫に異動情報があって審査が通らない
では実際に親子リレーローンを使った例でその使い方を説明していきます。夫に異動情報がある以上普通審査は何十回しても否決となります。
ただしこれが過去10年前とかのスマホでの異動情報の場合はその限りではないケースがあります。まずは正攻法で夫で審査を通しにいきます。
ここでのポイントは準備と金融機関選びです。言い方を買えると金融機関選びを失敗するとここで終わりです。完済後5年でCICにあるこの異動情報は消えますので、そこまで待ちましょう
しかしどうしても待てないという方もいます。そこで親子リレーローンを利用したというわけです。具体的にどうしたのか。方法は数通りあります
1、妻と夫父
2、妻と夫母
3、妻と妻父
4、妻と妻母
妻の収入と夫もしくは妻の親の収入次第ですが、返済比率とCICに問題がなければこの4通りのどれかでマイホーム購入に光が差して来ます。
ここでのポイントは申込人を親にして、連帯債務として妻をすることです。こうすることによって親の年齢からではなく妻の年齢から支払い回数が設定できますので月の支払いが安くできます。
しかし妻が主婦などの場合や妻に借入が多い場合には当てはまらないということも少なくありません。そもそも買わない方がいいという意見はそれぞれ考えてもらうとして、それでもという場合には次の方法を考えます。
実例2)夫や妻では審査が通らないケース
実例1のケースの続きですが、正攻法で夫で審査するが通らない、妻も主婦や自営業で1年未満などの場合親子リレーローンでも審査が通らないということがあります。
その場合は次の手段を取るしかないです。これが最終手段です。これでダメなら数年後にCICを改善させて借入金をきれいにしてから住宅ローン審査をしてください
次の手段とは『親』の単独です。
子でローンが通らないのであれば親でというわけです。もちろん親が収入があること、審査が通ることが大前提です。これであれば夫婦の審査状況は関係ないと言えます
しかも親が一緒に住む必要も住民票を移す必要もありません。夫婦は住民票を移す必要はあります。
デメリットは何か?
実例1と2で多数審査を通してマイホーム購入していただきましたが、欠点はないのかというと当然あります。1番大きな問題は
『本当に支払えるのか?』
審査を通すことは出来たとして、本当に支払いができるのかは慎重に考慮してほしい。無謀なマイホーム購入は人生を破滅に追いやります。
ライフプランを作成して生活改善、教育資金やリスク管理などは必ず行なってください。もう1つあります。親や子が死亡した場合のことです。
例えば妻の親が単独で娘のためにという名目で住宅ローンを通したとします。親に団信をかけておけば親死亡で住宅ローンの支払いをすることなくこの家に住み続けられます。
しかし、この夫もしくは娘が死亡したらどうなるでしょうか。妻の親からしたら夫がそのまま住むというのはどんなものでしょうか。
この場合は子(娘)にも生命保険で親の住宅ローンを一括できるようにすれば不要な揉め事は防げます。
FPからのまとめ
住宅ローン審査が通らない場合には、正攻法がベストですが他にも方法があります。その筆頭が親子リレーローンです。
しかし使い方を間違えると劇薬とも言えるので不幸を招くことがあります。マイホーム購入だけが人生ではありません。本当に支払いは大丈夫かもしっかりと検討してください
その上で大丈夫と判断したのであれば上記のブログは参考になると思います。
本日のブログはいかがでしたか?もし自分ではできないと思ったらお近くのFPにご相談してください。当オフィスでも大丈夫です。
ご相談依頼は下記の公式LINEからお待ちしています

私が専門としているのは 住宅ローンの「入口」と「出口」 を支えることです。 入口(審査):「果たして自分は住宅ローンに通るのか?」という最初の関門です。
CICなどの信用情報、年収、勤務形態などで不安を抱える方が多いですが、正しい知識と金融機関の選び方で逆転できることも少なくありません。
出口(支払い):「35年間、本当に払っていけるのか?」という長い道のり。返済比率やライフプラン、団信や固定金利の選び方を踏まえて、無理のない資金計画を一緒に作り上げていきます。
住宅ローンは「入口」と「出口」がそろって初めて“安心できるマイホーム購入”が叶います。 審査に不安がある方も、将来の返済が心配な方も、まずはお気軽にご相談ください