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住宅ローンに自動車ローンも入れてマイホーム購入
初めまして永野FPオフィスの代表FP永野です
クレジット会社でローン審査を17年やってきた経験をもとにお客様の住宅ローン審査をアドバイスしているFPです。マイホーム相談に携わって10年になります。住宅ローン審査の専門家として審査が通らなかったお客様でも多くの方がマイホーム購入できたと喜んでいただいております。
マイホームを買いたいけどその前にローンで買った自動車の支払いがあるので厳しいかな?とお悩みに方に朗報!住宅ローンに自動車ローンを一緒にする方法を解説します。
これができれば、簡単に言えば自動車の支払いが420回払いになるのでマイホームを購入しても家計の負担は今とそこまで変わらずに家が買えることになります。
住宅ローン相談を10年以上、年間100件の豊富な実績を持つFPである永野FPオフィスがおまとめ住宅ローンのデメリットを少なくしてメリットが生きる利用方法をブログにしました
今は土地も建物も高いですがこれなら家計にそこまで負担をかけずにマイホーム購入もでき、お子様の教育資金や夫婦の老後資金を貯めることも可能になります。
住宅ローンに自動車ローンをまとめる
おまとめ住宅ローンとは
ハウスメーカーや工務店によっては自動車ローンの金額を請負契約に上乗せして住宅ローンの審査をしましょうという会社もありますがそれはこのコンプライアンス時代ではアウトです。
そんな方法をやらなくても今は金融機関に自動車ローンなどと住宅ローンを一緒に契約できるおまとめ住宅ローンがありますのでそちらを利用してください。
マイホームを購入するときに自動車ローンや教育ローン、ブライダルローンなどの目的ローンを住宅ローンと一緒にするのが住宅ローンおまとめです。
おまとめ住宅ローンに入れる金額は500万円まで
金融機関次第ですが多くが500万円までとなっています。もし500万円以上ある場合は一部繰上げできるものは金融機関に支払って500万円以内にします。
なお、目的ローン以外、例えばカードローンやキャッシングなどは入れることができない金融機関が多いところは注意してください。
借り換えでも利用できる
マイホーム購入時の他に住宅ローン借り換えでも利用できます。金利は新築のローンと同じという金融機関と上乗せ金利ありというところがあります。
おまとめ住宅ローンのメリットデメリット
おまとめ住宅ローンのメリット
おまとめ住宅ローンのメリットはなんと言っても月の支払い金額が安くなることです。これは自動車ローンなどの金利よりも住宅ローン金利のほうが低いと言うのと回数が長い効果です。
自動車ローンはそのままで住宅ローンを組んだときと自動車ローンを住宅ローンにおまとめしたときに月の支払い金額にどのくらい影響があるのか
上記の図を見るとわかりますがおまとめした方が月に2万円以上も安くなります。この金額2万円を運用するか貯蓄するなどできれば効果はもっと実感できるものです。
しかしこのメリットの裏側にはデメリットもありますのでメリットとともに理解して正しく利用してほしいものです。
おまとめ住宅ローンのデメリット
どんな金融商品にも必ずと言っていいほどメリットだけでなくデメリットがありますがこのおまとめ住宅ローンにもデメリットがあります。
自動車ローンを420回(35年)で支払うので月の支払いが安くなりますが当然その分、トータルの支払い金額は多くなります。そして車を10年で乗り換えても住宅ローンに入れた自動車ローン分は残ることになります。
またこれはデメリットではないですが住宅ローン控除は住宅分しか適用になりませんのでご注意ください。
おまとめ住宅ローンが使える金融機関
このおまとめ住宅ローンはどこの金融機関でもできるわけではなく、むしろ利用できる金融機関は一部といえます。当オフィスで利用するのはJAと住信SBIネット銀行ですが他にもあります。
利用できる金融機関 1、JA 2、住信SBIネット銀行 3、ろうきん 4、川崎信用金庫などの信用金庫 5、北日本銀行など地方銀行
金融機関によって規定や金利は違いますのでご利用する際は金融機関に事前にお尋ねした方がいいです。いくらまでおまとめできるのか、キャッシングは可か、支払い期間は35年かそれ以上できるか、などです。
実際の利用例 JAのおまとめ住宅ローン
当オフィスでの利用するときは新規の住宅ローンでも借り換えでもご案内するのが多いのがJAのおまとめ住宅ローンです。理由は3つです
1、審査金利が低く多くの金額が借りれること
2、審査も柔軟であること
3、借り換えでも利用できること
山本 さまは32歳の会社員でお子様は2人でアパートに住んでいます。奥様も同じく32歳で職業は看護師で今は育児休業中となっています。
お子様が2人となり今のアパートでは手狭になってきたこと、お隣さんに子供の声が気になり始めたのでマイホーム購入を検討していると相談がありました。
しかしご主人が車好きで月に6万円の支払いがありました。他にもクレカの利用もありマイホームが欲しいものの今のまま購入すると生活が厳しくなるのではと懸念していました。
相談に来た時に言われたのは工務店から住宅に上乗せして自動車ローンを一括すればいいと言われたようですが金額も大きくなり、そんなことしていいのか不安になり相談したそうです。
当オフィスではお客様からのヒアリングを綿密にした上で今回はJAのおまとめ住宅ローンを提案しました。概要は以下の通りです。住宅+諸費用の金額は3100万円でした。
1、金利 0.95%10年固定金利
2、団体信用保険 3大疾病
3、自動車ローンおまとめ金額 460万円
4、自動車ローン返済時期 金銭消費貸借契約後
5、おまとめお得度 月5万円
住宅ローンと自動車ローンを別々にする
住宅ローン 3100万円 月86,788円
自動車ローン 月6万円
合計 146,788円
住宅ローンにおまとめする
住宅ローン+自動車ローン 3560万
月の支払額 99,666円
差額 47122円
これにより月に47000円支払いが楽になるのでこのうち月に3万円を貯蓄に回してお子様の教育資金にすることにしました
実際の利用例2 住信SBIネット銀行の住宅ローンプラス
山村様は公務員で53歳でお子様の教育資金に銀行の教育ローンを利用しており、年齢的には収入に心配が出てくるので月々の支払いを低くしたいと相談に来ました。
返済予定表を見ると結構前の住宅ローンでしたのでガン団信がないものでした。お客様自身はガン団信がついていると思っていたようですが確認してもらった結果付帯してませんでした。
50歳過ぎてガン団信をつけるとなると住信SBIネット銀行しかないので『住宅ローンの借換+教育ローンの+3大疾病団信』の提案をしたところ奥様からも是非ということで申込となりました
1、金利 1.17% 内訳(住宅ローン0.32%+団信0.4%+おまとめ0.45%) 2、団信 3大疾病100% 3、おまとめ金額 480万円 4、おまとめ時期 借換時 5、お得度 月1万円以下
このケースでは今の住宅ローンよりも金利が高くなったと教育ローンが1.2%で10年払いだったのでそこまで経済的メリットはありませんでした。
しかしお客様が満足したのは月の支払いが安くなってしかも団信がガン団信なしから3大疾病へと大幅に強化したことです。奥様はちょっと首を捻ってましたが旦那様は納得でしたので借り換えでおまとめとなりました。
まとめ おまとめ住宅ローンのメリット
おまとめローンを実際に使ったケースを載せて見ましたがいかがでしたでしょうか。利用方法が分かったのではないでしょうか。
経済的メリットが出ている間にいかにして家計を立て直すか、貯蓄をして教育資金や老後資金に活かすかがポイントになります。
ここで月々の支払いが浮いた分を浪費に使うと10年後、20年後にデメリットが浮かんできますのでこのおまとめ住宅ローンは『計画的に』使うことでメリットが生かされます。
1、新築だけではなく借り換えでも利用できること
2、目的ローンは500万円までまとめられる
3、団信の強化にも使えること
4、マイホーム購入でも家計が楽になること
上手に使うためには計画的に、すなわちライフプラン作成と合わせて利用すると効果がより出てきます。ただおまとめ住宅ローンを利用するのではなくFPのテクニックと一緒に利用することで未来のお子様の教育資金が決まります。
いかがでしたか。今回は自動車ローンなど目的ローンを住宅ローンと一緒にするおまとめ住宅ローンのブログにしました。もし自分たちではライフプランが作れないなどでしたらご相談ください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談
担当FP 永野 修
永野FPオフィスの住宅ローン相談は初回は無料となっています。お話を聞かせていただいた上で納得していただき、次回相談時に料金が発生します。全国どこでも可です。
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永野FPオフィス 永野 修『審査の通らない住宅ローンに価値はない』
クレジット会社で17年間毎日CICを見てきたのでどうしたら審査が通るのかがわかるという職業病を武器に他社ではできない住宅ローン選びをメインとしています。ローン業界に30年以上の豊富な経験と年間100件以上のマイホーム購入のお手伝いをしています。お客様の80%は公務員であとの20%は医師と看護師になっています