長期固定金利のフラット35にしたいが頭金が足りない
マイホーム購入時に住宅ローンを検討する場合に悩ましいのが金利が0.5%や0.6%台と低いのが魅力の変動金利か金利が変わらない安心感のフラット35か選ぶときでしょう。
どちらをとるかはお客様の価値観でしかなく正解がない問題と言えるでしょう。ですが金利が上がることに嫌悪感を持つ方にいくら金利が低いからと言って変動金利の話をしたところでダメなものはダメなのです。
問題はフラット35にしようと決めたときに金利が4つの体型になっておりどれにするかということでしょう。H29年8月現在のフラット35の金利はこのようになっています。
35年払いにするにしても物件価格の1割以上の頭金を用意できるなら1.12%ですが1割以上準備できない場合は1.56%となってしまいます。これに団体信用保険料を払ったらいくらフラットを使いたいと言っても二の足を踏んでしまいます。
フラット35を使って住宅を購入したい、でも頭金が足りない場合にどうしたらいいのか。方法はあるのでしょうか。あります。それがこれから説明する『フラット35+変動金利』です。
フラット35+変動金利とは
今回のご相談は大手ハウスメーカーで建てるのか、地元ハウスメーカーで建てるのかを悩んでいるということでのご相談でした。
話を色々聞いているとお客様の本音が見えてきます。できれば大手ハウスメーカーで建てたいようですが資金的のどうなのかが心配というのは本当の相談でした。
早速キャッシュフロー表を作ってみると少し生命保険が無駄に多いのでそれを改善すれば『大手ハウスメーカー』でも十分大丈夫という結論でした。
問題は大手ハウスメーカーの見積もりは3500万円。お客様の希望は金利が変わるのが怖いのでフラット35を使いたい。でも350万円と諸費用分の100万の合わせて450万円の現金は持っていないということです。
こういう場合選択は大きく3つあります。
1、フラット35で10割融資 2、フラット35で9割+変動金利 3、フラット35で9割+諸費用ローン
今回は大手ハウスメーカーで建てれば長期優良住宅でしかもフラット35SのAが使えるということで9割融資だと現時点での金利であれば10年間は0.82%になり魅力的だということで2と3の申し込みを検討しました。
2と3の違いは足りない1割分+諸費用をどんなローンにするかという問題です。2は楽天銀行の『固定と変動』で、3はハウスデポパートナーズでアプラスの諸費用ローンで試算しました。
楽天銀行の固定と変動を利用するとフラット35部分は10年間0.82%、あとは1.12%となり1割分の変動金利は1.577%となります。
このローンで注意事項が2つあります。
1、変動金利部分は0.507%ではなく1、577% 2、変動金利部分には諸費用は含められない
今回は諸費用部分の約150万円を頭金ということにしました。その他ネット銀行全てそうなのですが注意することが3つあります。
1、土地の決済日に間に合うようにすること 2、仮審査はネットから 3、必要書類を素早く揃えること
これからのことに注意すればたとえ頭金が1割なくてもフラット35Sを利用して長期固定ローンが利用できます。もっともこのローンですが今回は楽天銀行で申し込みをしましたが他の銀行でのあります。
使おうと思った方は銀行に確認してみてください。
もし今回のお客様のように資金計画から土地、建物まで一緒に安心して購入を希望される方はご連絡ください。FP永野が今までの経験を生かしてお客様にある土地、住宅、住宅ローンをお探しします。
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