低金利競争激化中
今、熊本では突如として低金利競争が起こっています。他の県から遅れること数年。ついに熊本にもやってきた感じです。
1月に熊本銀行がHPで変動金利で0.475%を発表しました。今まで0.725%(がん団信なしで0.6%台があったが)でしたのでかなり思い切った金利を出してきました。
ただし強みであったがん団信や入院一時金などはなしです。いわゆる一般団信だけですがこの金利なら充分と言えば充分です。
もう一方の肥後銀行はどうするのかなと思ってましたがどうやら対抗として0.425%を出してきているようです。後出しだけあって肥後銀行の方が条件がいいです。
確かにこれなら熊本でネット銀行を使いたくても使えない人には訴求力があるかもしれません。しかし両行とも今までの強みを放棄しています。
もちろん条件が厳しいので全員に使えるわけではないのですがまあ年収が高い層は住宅ローンの選択が増えたのは間違いないです。
住宅ローンと保険の見直しはセット
先の肥後銀行、熊本銀行の低金利住宅ローンは熊本では条件が決して低いものではありません。公務員もしくは年収700万円以上はそんなに多くはないです。
しかし当オフィスのお客様の80%は公務員の方です。両方並べて提案するのですがではそれ以外の方は低金利を使えないから残念かと言えばそんなことはありません。
現状の2行の団体信用保険は充実していますので保険の見直しとセットで考えるなら全国的に見ても決して劣っているローンではありません。
左の図は肥後銀行と熊本銀行の団体信用保険を図式化したものです。がん(悪性新生物)になったら住宅ローンを支払うことなくそのまま住むことができます。これは大きな利点であり今の団信の先端を行っています。
違うのはがんと入院の一時金です。がんに関しては肥後銀行が配偶者である妻に付帯するのに対して熊本銀行は主債務者に付きます。これは大きな違いです。入院一時金に至っては熊本銀行が夫・妻どちらにもついているが肥後銀行は主債務者だけです。
確かに金利は決して低くはないですがこれだけ団体信用保険が充実していると保険の見直しをしっかりやればネット銀行に負けないくらいの保障が設計できます。
必要な保障は本当に少なくなる
この図を見ればわかるが肥後銀行・熊本銀行の住宅ローン、特に熊本銀行の団体信用保険は充実している。がん保険に医療保険付きです。
マイホーム購入後の家計を考えた場合、この団体信用保険を利用しない手はありません。不足しているところを中心に保険設計すれば保障は完成です。
例えば旦那様が死亡したら団体信用保険が適用になります。しかし奥様が死亡した場合は住宅ローンはそのまま残り旦那様が支払い続けていくことになります。
そこで奥様にも団体信用保険の代わりに生命保険を持っておけば奥様が死亡したら住宅ローンを一括することだって可能となりその後の子育ては楽になります。
つまり肥後銀行、熊本銀行で低金利ローン以外だった場合は保険の見直しをすることで家計の支出は『住宅ローン+保険料』で考えれば充分な結果を得ることが可能なのです。
高額療養費制度+附加給付も一緒に考える
毎月たくさんのお客様のマイホーム購入相談でライフプランを作成しているとこのマイホーム購入での保険の見直しはとても大事なように感じます。
なぜなら賃貸住宅とは違い住宅ローンは家計で支払えないこと、例えば病気でお金がかかるなどが起こっても別の家賃の安いところへ引っ越しという手段が取れません。
どんなことが起こっても住宅ローンが支払えるような家計にしておくべきです。保険は病気での家計悪化の場合には何よりも頼りになる存在です。
しかし何事もない時はただの費用です。できれば重複することなくかけることがなく設計しておきたいものです。
それには先の団体信用保険に加えて高額療養費制度と傷病手当金の健康保険制度と勤務先の健康保険の付加給付までしっかりと把握しておきたいところです。
これらを加味して生命保険を設計できれば自分の財布から出ていくお金は極力少なくなるはずですし不足なく設計できるはずです。
こうすることによりマイホーム購入後の家計を優しくするだけでなく病気・入院にも強い味方になるような保険設計になりこの後くる進学資金や老後資金の助けになるのです。
今回はマイホームを購入したら、特に肥後銀行、熊本銀行で住宅ローンを組んだ時の保険設計に関してブログにしました。
もしこの記事を読んで自分の場合はどうすればいいのだろと思ったりマイホーム購入するという方はご相談ください。
永野FPオフィスのマイホーム購入相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修