ネット銀行を使う障害はハウスメーカー
これは熊本だけの話なのかよくわからないところですがお客様がハウスメーカーのセールスにネット銀行を使いたいというとまずこんな否定的なセリフを聞くことになります。
・めんどくさいですよ
・金利は低いが手数料が高いですよ
・審査が厳しいですよ。
もしかしたらこのHPを読んでいる人でも『そう、そう、言われた』という人も多いのではないでしょうか。または最近では『つなぎ融資がないから』などということを言われた人まで現れました。
それでも本当にプロか?
と言いたいです。ではその中から今回は金利は低いが手数料が高いについて説明します。結論から言うとマイホーム購入ではネット銀行の住宅ローンを使わない手はないです。
手数料は高いがトータル200万円は違う
ハウスメーカーのセールスがネット銀行をイヤがる理由はいくつか考えられます。そのうちの一つは間違いなくこれです。
『使い方がわからない』
熊本の場合今までこんな感じで金利が多少高くても地元の銀行の案内をしておけな良かったのです。マイホームの情報といえばハウスメーカーがコントロールできた時代でした。
うちの住宅が1番でよくて住宅ローンは地元銀行が1番いいですが通用しました。ある意味アナログチックでいい時代でした。
ですが今はスマホ時代です。住宅だろうと住宅ローンだろうとネットで検索すればすぐにわかってしまいます。ネットでは変動金利なら0.39%からあります。
にもかかわらずいい時代が忘れられないからでしょうか。未だに時代遅れの情報を流しています。だからお客様から不信感を持たれるのです。
『金利は低いが手数料が高い』というセールスの言葉は本当なのでしょうか?
実は『本当です』
ネット銀行は手数料ビジネスといえます。ローン金額の2.2%というのが多いです。ということは3500万円なら70万円ということになります。
では地元銀行ならどうでしょうか。手数料は55000円です。確かに格段にやすいです。でもその変わり保証料があります。3500万円で35年払いなら同じくらいの金額になります。
ということは金利が高い分支払額は多いということになります。ですが保証料と手数料は別物です。手数料はローン契約の時に支払われたら返金などはありません。
それに対して保証料は一部繰り上げ返済や全部返済の時には未経過分は返済されます。つまり手数料は戻らない、保証料は戻ってくるという違いがあるのです。
保証料がないは『得』か『損』か?
最初に手数料と保証料の違いなら金額的にはさほど違わないという話をしました。では次に『保証料はなし』でいいと言われたらどうでしょうか。
金利0.825%と金利0.527%の楽天銀行をシミュレーションして比較してみます。
0.825% 月95,971円 支払い総額 約4030万円 0.527% 月91,273円 支払い総額 約3833万円
支払い総額の差額は197万円です。これに手数料ですが楽天銀行は33万円の固定金額なのでそれを差し引いても164万円の差がでます。
つまりめんどくさい手続きを乗り切った代償が164万円ということになります。大きいか小さいかはお客様が決めることです。
シミュレーションした結果、セールスがいう金利はやすいが手数料が高いは実際本当なのかがはっきりわかリます。その前にこのセールスは信用に値するかという話になってきます。
いかがでしたか?
ネット銀行の住宅ローンの低金利は大変魅力的だということがわかったと思います。問題は手続きです。これがなかなか慣れてないとスムーズに進みません。
もしできそうになければ早めに相談してください。ネット銀行は時間との戦いです。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 0120−949−943 担当FP 永野 修