目次
年払いで負担感が大きいフラット35の機構団信
住宅ローンを契約した時は金利だけを考えがちですが実は他にも考えることが幾つかあります。例えば火災保険や司法書士による登記費用、団体信用保険などですが当てはまります。
そのうち団体信用保険は銀行の住宅ローンであれば銀行で保険料を負担しますのでお客様に負担はないのですがフラット35の場合は任意となっています。
任意ということは現在病歴がある方だと銀行の住宅ローンを契約することはできませんがフラット35なら契約可能です。その団体信用保険ですが人によって機構団信を使っている方もいれば生命保険の収入保障保険を使っている方もいます。
今回5年前にフラット35Sで借りている方よりこの団体信用保険(機構団信)の年払いの支払いが辛いので月払いに変えたいと相談を受けました。
当時の契約内容はこんな感じです。
融資金額 2870万円 金利 当初から10年間 1.35% 月 85781円 10年後から20年後 2.05% 月 93065円 残り15年間 2、35% 月 95074円
このお客様は機構団信を利用していました。機構団信の団信保険料はいくらだったかといえば以下のような金額になります。この計算をしたい時にはこちらのHPを利用します。
年1回とはいえこの月は家計が大変だということで月払いにしたいというのがお客様の希望でした。
どのようにしたのか説明いたします。
まずはフラットからフラットへの借り換え
このフラット35Sの契約で目を引くのは何と言っても金利の高さです。たった5年でここまで金利が下がったフラットが異常と言えば異常なのですがまずはこの契約をH28年7月の金利0.93%で借り換えることにしました。
返済予定表より
現在の元本残高 25,438,645円 残り30年の支払い額 33,427,980円 内訳 85781円× 5年 = 5,146,860円 93065円×10年 = 11,167,800円 95074円×15年 = 17,113,320円
元本残金の約2550万円に融資手数料55万と印紙代2万円、登記費用15万円を加えた2622万円を30年で金利0.93%で借り換えたとするとこうなります。
融資金額 2622万円
金利 0.93%
月額 83493円
30年間の支払総額 30,057,480円
5年前フラット35Sとの借り換えメリット 3,370,500円
収入保障保険を団体信用保険にして月払いにする
実は5年前のフラット35Sからに借り換えシミュレーションで約337万円の借り換えメリットが出るといったところそこでお客様は満足してしまい、当初の機構団信を年払いから月払いにするという話はどこかに行きそうになってました。
お客様を本来の目的に意識を戻すべく月払いにするために機構団信から生命保険の収入保障保険を団信代わりに使ったプランを提示しました。
40歳 非喫煙優良割引 保険期間 70歳
保険料 月 4960円
70歳までの保険料支払合計 1,785,600円
機構団信の残り保険料支払合計 1,514,900円
その差 270700円
このトータルメリットは337万円ー27万円となり310万円となりお客様の目的が達成することになりましたので借り換えを実行し生命保険を団体信用保険とし年払いから月払いへと変更しました。
現在の年齢によっては機構団信の方がいい場合もある
現在利用している機構団信を生命保険の収入保障保険にして月払いにする方法ですがもちろんうまく当てはまらない場合もあります。
例えば今回のお客様の年齢が現在45歳だった場合生命保険料は7470円となります。40歳だっと時とは結構差がありますがこれは生命保険なので保障期間が延びれば延びるほど、つまり保険に加入する年齢が高く、支払い期間が延びればそれだけ保険料もアップします。
この団体信用保険を生命保険で代用する方法は保険屋さんがよくやる手法ですが鵜呑みにせずに実際にシミュレーションしてみることをお勧めします。
フラット35の借り換え相談無料キャンペーン中
弊社はフラット35の三井物産子会社ハウスデポパートナーズの取次店となっています。
弊社オフィスで手続きもできますので借り換えを希望する方はご連絡ください。
通話無料 012−929−943 永野FPオフィス 担当 FP永野 修