JAの住宅ローンで知っておくべきこと
当オフィスは熊本市中央区で住宅ローン相談専門のFPオフィスです。開業して15年目でお客様は公務員のかたが７割程度あとを看護師と医師になっています。
利用する住宅ローンはお客様に合うものならなんでも、例えば０.３％台のネット銀行からフラット３５や地方銀行までライフプラン作成から引き渡しまでお手伝いしています。
今回は様々な住宅ローンの中でもユニークは特徴を持つJAの住宅ローンに関してですがまず最初にJAの住宅ローンと言っても地域によって金利も内容もまちまちです。あくまでも熊本のJAになります。
大きく分けて３つのことから、金利・団信・審査手続きからその違いとお客様が知っておくべきことをブログにします。
JAバンク熊本の住宅ローンの金利
熊本のJAの金利は基本は３大疾病付きで０.９５％になっています。今の変動金利の水準を考えると少し高く見えるかもしれません。しかし審査を広げているのでこれはこれでいいと思います。
この金利を使う上で条件があります。２つのいずれかをしないと０.９５％が適用にならないのです。この２つとは何か
１、給与振り込み口座にすること
２、JAのクレカを作成して公共料金の引き落としをすること
この２つのうちどちらかを最後の金銭消費貸借契約までに満たせばいいのですがもし満たせない場合には金利は２％以上になりますのでくれぐれもご注意ください。
というかこの２つが満たせないのであればよぼどJAしか審査が通らないという場合を除いて申し込みはしないほうがいいです。
＊条件を満たすことを確認すること
審査とつなぎ融資
住宅ローンは審査に通らなければどんなに金利が低かろうと団信がよかろうと価値はありませんし選んではいけません。審査が通らないとショックは大きいものです。
では熊本のJAの審査はどうかといえば他の金融機関より融通がきくというイメージです。ただし夫婦一緒に同居しているのに妻単独でという申し込みはできません。自営業者もOKです。
つなぎ融資に関しては他の金融機関と一緒で手形貸付で基本は最長１２ヶ月となっています。１２ヶ月超える場合には延長も可能です。
つなぎ融資の手数料はないのですが保証料があります。金利は１.４５％とかなり低くなっています。手続きでの注意事項は登記事項証明書（権利証）を引き渡しまで預かることになるの用意しておくことです。
審査に関してですが審査金利は35年までが１％で36年から40年では１.５％となっているのでかなり低くなっています。低いということは多くの金額を借りることが可能になります。
ただし返済比率が年収６００万円までが３０％と低めで以上が３５％なのでそこが他の金融機関より少なめではありますがトータルで見ると借入限度額は大きく取れます。
他の債務との合算で住宅ローンが組める
他に金融機関との違いをもう１つ挙げるとすると他の債務と合算で住宅ローンを組めるということです。金額は５００万円までになります。
ただどんな借入でもいいわけではなくあくまでも自動車ローンなどの目的ローンのみとなっています。しかし住宅ローンの金利で尚且つ回数が35年になると月々の金額が少なくなるというメリットがあります。
その裏のデメリットは金利負担が回数が伸びる分大きくなることです。それでも月々の支払いが低くなるならメリットの方が大きくなると思います。
最後に団体信用保険ですが最初に書いたように３大疾病なのですがもちろん団信の加入が必須となっています。しかし他の銀行とは違う特徴があります。
それは連帯債務の時に通常の金融機関であれば夫もしくは妻どちらかになりますがJA熊本では例えば夫の持分が６０％、妻の持分が４９％であれば団信もこの割合が適用になります。
つまり夫が死亡した場合、３０００万円の残金で持分が夫6−妻４だった場合6分の１８００万円の債務が団信により消滅しあとの１２００万円派残ってしまいます。ここは生命保険などの手当が必要なところです。
以上の点から考えてJAの住宅ローンを利用した方がいいお客様は以下の３つではないでしょうか。
１、審査に不安がある方
２、他のローンとおまとめして月の支払いを安くしたい方
３、年収に対して多くの金額の借入が必要な方
ぜひ積極的に利用いただけけれと思います。
永野FPオフィスの住宅ローン相談
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