工務店とハウスメーカーの違い
当オフィスは住宅ローン相談専門のFPオフィスでお客様の8割が公務員あとの2割を医師と看護師さんになっています。主にマイホーム購入で失敗したくないと思っている方です。
相談の最初はライフプランを作成してのマイホーム予算と老後資金に関する打ち合わせからスタート。その流れで住宅ローン選び、ハウスメーカー選びなどのお話をしています。
注文住宅のお客様が中心なので大手ハウスメーカーもあれば工務店、設計事務所で建てる方もいます。それぞれに注意点があり落とし穴に落ちないようにアドバイスする形です。
最近では土地が高いし、気に入る土地が予算内でなかなか見つからなくなっているからでしょうか、親の土地に建てるお客様が増えており、土地の種類も市内から農地までまちまちです。
これが大手ハウスメーカーであればセールスにもよりますが多少込み入った土地であっても組織力でなんとかスムーズに進んでいきます。流石に大手と感じることも少なくないです。
しかしこれが中小のハウスメーカーや工務店になると大手と比較して圧倒的にマンパワーと知識が不足していることに起因した問題が起こります。これがお客様を深い苦悩と悩みへとなっていきます。
当オフィスのFP相談にゴールはいかにしてお客様が目指すマイホーム購入がトラブルもなくスムーズに終えることができるのか、です。マイホーム購入は高額であるが故にトラブルが発生すると精神的に辛いです。
では中小ハウスメーカーと工務店で家を建てるときにはどのようなトラブルが起こるのか。今日はFPとして毎月たくさんのお客様のマイホーム購入のお手伝いしている立場からお話ししていきます。
マイホーム購入での成功のコツとは
お客様は自分の望むマイホームを真剣に考えています。この真剣さがときに幸せに導くことがあれば、失敗を招き入れることになります。トラブル解決へと相談が変わっていく方にはそれなりの特徴があります。それは何か。
『安さの追求』
安い時に安い建築費のハウスメーカー、工務店を探しまくるのです。そしてそこで金額に見合わないような要求をしてさらに値段を下げようとするのです。
あれこれと注文を出すのであれば予算も上げれば問題は解決です。それをしないで工務店側に無理を押し付けることによって問題が発生していきます。しかもネット銀行に低い金利を要求したりするのです。
通常の工務店であれば『ムリ』で断るのですが工務店側の事情、売れてないというからやるしかないということであれば安請け合いへとつながりトラブルへとまっしぐらです。
その反対にマイホーム建築がうまくいく方というのもいらっしゃいます。その特徴を見てみればうまくいかない人の反対といえます。
多少高いと思っても信用できる工務店、ハウスメーカーを見つけてできる限り最高のサービスを資金を出す見返りとして受けようとします。うまくいく人は3つ揃っているように思えます。
・いい土地 ・いいセールス ・感謝ができるお客様
お金を出さない、または出し渋って要求だけは多い。その結果として安請け合いする工務店へと流れていき予想通りどこかで無理がいきトラブルが起こる。こんなパターンが多いように感じています。
工務店で建てる人こそ必要なファイナンシャルプランナー
縁があって志が高くしっかりとしている社長が経営している工務店と出会いなおかつ、自分が建てたい家やテーストとピッタリ合えば予算的もいいものができるというものです。
しかしそれでもこと住宅ローンを専門とするFPという立場からみれば金融という知識がまだ行き届いてないように感じています。特に住宅ローンの申込に関してなどは強く感じます。
例えば親の土地が『田』や『畑』でありそこにお子様が家を建てるケースです。このような土地では農地転用をしなければならないのですが工務店によってはスムーズにいかないことがあります。
住宅ローンの仮審査の時にしっかりと決めておかないとその後のつなぎ融資でもろに影響を受けたりします。本人と親の物上保証人という形にするのか、それとも贈与にて本人のみにするのか
それによって農地転用が使用貸借なのか、それとも所有権移転なのか変わってきます。これの何が問題なのか。それは住宅ローンの保証会社によって変わってきます。
もし本人のみの申し込みで仮審査。保証会社の承認条件がつなぎ融資の前までに農地転用の許可、地目変更、所有権移転を終わらせておくことが条件となった場合です。
使用貸借で農地転用の許可が降りていたらどうなるでしょうか。FPが家屋調査士にそのことをあらかじめ話しておけば問題は起こらないですが工務店が先に依頼していたら。
仮審査・農地転用・本審査・所有権移転と地目変更・つなぎ融資・表題登記・火災保険・金銭消費貸借契約まで一貫してFPがアドバイスができると格段にトラブルは減少します。
当オフィスではこれをお客様の依頼でしています。そう、トラブルや失敗なんてまっぴらごめんなのです。だから料金を出してFPに相談しているわけです。
これは大手ハウスメーカーだと組織力で解決していくのでFPのすべきことが少なくなっていきます。だからお客様は工務店や中小のハウスメーカー、設計事務所で建てる方こそFPに依頼すべきなのです。
人生は誰を信用するか、誰と付き合うかで大きくその幸福度が変わってきます。お金の効用はこれを引き寄せることにあります。上手にプロを利用して納得のいくマイホーム購入ができるといいですね。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修
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