ここがおかしい! 熊本の住宅ローン事情
もしかしてハウスメーカーを敵に回しているのかも?最近そんな気がしてきました。別にハウスメーカーに悪い印象も持っていないがどうもハウスメーカーの営業はそうは捉えていないかもしれない。
なぜ私がそう思うのか。
それは住宅ローンの選択にあります。熊本のハウスメーカーはかなりの割合で肥後銀行の住宅ローンを提携ローンとして勧めてきます。
肥後銀行の住宅ローンは変動金利0.95%、10年固定0.9%で提案がなされています。また公務員など勤務先によっては保証料なし、つなぎ融資もなしとなっています。
その比較はこちらを参考にしてください。
→ 保証料なしは本当に得なのか
ではお客様はどう思っているのか。当オフィスに来店する方は基本的に住宅ローンは『金利が低いところ』を希望されます。例えば楽天銀行の変動金利0.507%などネット銀行を使うことが多くなっています。
そうなのです。住宅ローンに関してはハウスメーカーやその営業と当オフィスに相談したお客様お客様では使いたい住宅ローンが異なることになります。
最終的にはハウスメーカーは家が売れればいいようですがその前段階では『邪魔』的な雰囲気がみなぎっていることが多いです。まあ、当たり前といえば当たり前でしょうか。
ところでなぜハウスメーカーはお客様のために金利が低い銀行を使おうとしないのでしょうか。
住宅ローンは誰が選ぶのか
実は住宅ローンを選ぶのは誰なのか。それは多くの場合ハウスメーカーだったりします。
スマホでネットを開けば住宅ローンの情報なんて山ほど出てくるにもかかわらず未だにハウスメーカーの営業の手にあるのが住宅ローン選択なのです。
ハウスメーカーがお客様にためにという視点で住宅ローンを選ばない理由は何か。1つは審査の関係でしょう。提携銀行の場合住宅ローンが通りやすい傾向にあります。
それはそうですよね。住宅ローンが通らないと住宅は売れないのですから。
実はもう1つあるように思います。それは自社のメインバンクだから。この2つが大きな理由だと思うのですがこの2つの理由に共通しているのがハウスメーカー目線。つまりお客様目線ではないことです。
こんなこといつまでも続くわけないと思っています。お客様はそんなに甘くない、はずです。
住宅ローン情報は必ず変わる
この光景はどこかで見たことがある。そんなことを考えていたらわかりました。テレビとネットの関係と同じです。以前は新聞やテレビしか媒体がなかったのでマスコミは情報をいくらでも都合がいいようにコントロール出来ました。
ですが今はネット世代です。ちょっとでもそんなコントロールをしようとすればすぐにネットで叩かれてしまいます。もっともネットがいつも正しいわけではありませんが少なくとも情報のコントロールができなくなりつつあるのは事実です。
いづれ住宅ローン情報も同じことになるでしょう。今は住宅ローンを選んでいるのはハウスメーカーの営業です。ですがそれはお客様に寄り添っているわけではなくむしろ自社の都合という部分が大きいです。
となれば何それに気がつくお客様が増えてくるはずです。その時始めて熊本では銀行間競争が行われ、住宅ローン選びに反映されていくのではと思っています。
ある銀行は金利を低く、ある銀行は金利は少し高いが団体信用保険が充実している。またある銀行は金利は高いが審査がゆるい。そんなことが起こってくのではないか。
でも今はどこのハウスメーカーに行ってもオススメの住宅ローンは肥後銀行になっています。
別に肥後銀行の住宅ローンが悪いとは思っていません。がんの団信に魅力を感じる方にとってはいいのではすら思っています。ただどこのハウスメーカーでもオススメされるほどいい住宅ローンでしょうか。
そう考えると今は住宅ローン選択で邪魔な存在かもしれませんがお客様の役に立つFPの存在は有意義なのではないかと思うのでした
やはり変動金利で0.5%と0.95%ではかなりの差がありますからね。