フラット35か変動金利か
先日お客様が住宅ローンでお悩みのようで相談のために来店しました。
何を悩んでいたのか。それは変動金利にするのか、それともフラット35にするのかで深く悩んでいました。そして数ヶ月後にまた電話があり来店したいとのことでした。
再び話を聞いてみるとやはり1度変動金利にしようと審査まで終わっておりあとは金銭消費貸借契約を残すのみという段階でしたがやはりフラット35にしようかと悩んでいるとのことでした。
なぜ悩むようになったのか。
その理由を聞くとなんと『トランプ大統領』の登場のためとのことでした。金利が上がるような気する。金利が上がるかと思うと気が気ではないとのことでした。
こう言う方の場合どんなに支払い金額が変動金利が少ないとわかっていても性格的に無理なのです。つまり変動金利を選ぶか、フラット35を選ぶかは性格的問題に起因するのです。
金利が長期的にどうなるかは誰にもわからないのです。それが不安なら思い切ってフラット35を選ぶ。リスクをとって金利が低い変動金利を取るならできる限り金利が低い銀行の住宅ローンにする。
まずはこの選択から住宅ローン選びは始まるのです。
フラット35と変動金利の違い
熊本でお客様と住宅ローン選びをしているとよくは話題に上がることがある。それはハウスメーカーの提携ローンの話です。
手続きが簡単で手間がかからないというメリットがあるので決して提携ローンが決して悪いわけではないのですが、どう考えても200万円以上も高いものを選ぶことができないという話です。
ではフラット35を選ぶ方はどうなのか。
ネット銀行の変動金利とフラット35ではもっと金利差がつきトータルの支払いもかなりの差が出るのですがという方もいるかもしれませんがフラット35と変動金利では大きく違います。
その違いは何かといえば『確定』と『暫定』の違いです。
あくまでの変動金利のトータル支払額は『暫定』に過ぎず金利の変動があるとすれば『確定』しているわけではありません。
それに対してフラット35は確かに変動金利より『今』は金利が高いですが将来的にもそうかといえばわかりません。フラット35の金利は『確定』しています。
フラットか変動金利かを決める
私がまずお客様と一緒にする作業はライフプランの作成で2パターン作ります。1つはフラット35で、もう1つは変動金利でです。
フラットでも変動金利でも金利が低い銀行を今では自由に使えますので大いに利用しています。
しかし面白いもので多くのお客様はフラット35か変動金利かはすでに決まっているケースが殆どです。念のため2つの表を見せてまずはお客様にどちらにするのか決断してもらいます。
お客さまが変動金利でといえばお客様の状況に合わせて幾つか候補をあげていきます。その基準の最も優先されるのはやはり金利でありネット銀行を中心に考えています。
長期固定金利をお客さまが選択すれば1つはフラット35をあと1つは銀行ローンの金利が低いところ、例えば今であればみずほ銀行などです。
そしてもう1つが例えばソニー銀行のすまいとを利用した住宅ローンなどだったりします。あくまでもお客様の状況によりますのでこれで決まりというものではありません。
ですがあくまでも金利が優先であり、わざわざ高い金利を使うことはほとんどありません。
それにしても熊本の方はなぜ比較しないのでしょうか。本当に不思議でなりません。
ネット銀行には注意が必要
金利が低いので当オフィスもよく使っているネット銀行ですが注意が必要なことがあります。アンケートをいただくと実際に使ったお客様は結構苦心していたことがわかります。
それは誰に相談していいのかわからないことです。実際はネット銀行は例えば楽天銀行などは電話をすれば丁寧に教えてくれますしスカイプでの相談も受けています。
ですがお客様には敷居の高さを感じるようです。それは『聞きたいけどどう聞いていいのかわからない』というものです。
当オフィスではお客様の私が代わりに聞くのですがそれでも不安は隠せないようで疑心暗鬼で進めていたことがわかるくらいです。
もしネットに詳しくないのであれば他の銀行も視野に入れて利用してもいいのかもしれませんね。
それでも金利差は大きい
住宅ローンの金利差はダイレクトに自分の老後資金やお子様の教育資金に影響を残します。
それであれば最初から老後資金と教育資金を含めて住宅ローンプランを作成した方がいいのではないか。それが私の考えでもあります。
まずはライフプランを作成して老後資金や教育資金の把握をする。その後住宅ローンで『長期固定金利』にするのかそれとも『変動金利』にするのかを決める。
それが決まれば銀行も決まり後は申し込みをする。
こうすれば無駄は極力なくなるはずです。住宅ローン選びに悩んだらまずは資金計画を作成してみてはいかがでしょうか。そしてフラット35などの長期固定金利か変動金利かを選んでみてください。
その中で金利や手数料、保証料などを加味して選んでください。
もしやり方がわからない方やネット銀行に不安があり方はお問い合わせください。
永野FPオフィス 通話無料 0120−929−943 担当 FP永野 修