マイホーム購入で失敗しない方法
最近、確定拠出年金の話が多くなってきました。もともとライフプランを作成して住宅購入、教育資金とセットで人生における3大支出のコントロールをしてきました。
確定拠出年金は大きく2つの要素に分かれています。1つは優遇税制、もう1つは投資です。その投資ですが世の中の9割は負け組もしくは株式相場からの退場と言われています。
勝ち組を退場組では何が違うと思いますか?1番大きな違いはリスクに対する考え方です。負け組は勝つことのみ考えています。儲かるものはないかばかり考えているということです。
それに対して勝ち組はリスクについてできる限りのシミュレーションをして相場に望んでいます。
実は住宅購入でも同じ光景が見られるのです。セールスに言われるがまま購入する人、それに対して購入におけるリスクの洗い出しからヘッジまでリスクを真剣に考えてから購入に向かっていきます。
ハウスメーカーのセールスがやってくれればいいのですが彼らの仕事は家を売ること。売れさえすればいいのです。売った後あなたの住宅ローンの支払いがどうなろうと責任がないので気にしないのです。
そういうセールスを信用している人が多いのが現実です。怖くないのでしょうか。本当に株式相場と同じですね。
マイホーム購入リスクとは
みんなマイホーム購入するときは支払いは大丈夫と思っています。無理だろうなと思いながら買う人はいないと思います。ですが一定数住宅ローンで苦しむ方がいるのも事実です。
ではそんな時誰か助けてくれるのでしょうか。ハウスメーカーのセールスに言ったところで頑張ってくださいと言われるのが関の山です。
マイホーム購入のリスクは自分で責任を持たないといけないのです。つまりリスクを考えることなくマイホームをこ運輸してはいけないのです。
ではマイホームを購入する上で何がリスクとなるのでしょうか。それはもちろんこれです。
収入が途絶えるリスク!
バブルの頃のように収入が年々上がっていけば多少のことでは大丈夫でしょう。ですが今はそんな時代とは程遠い環境下で私たちは生きています。
何が起こると収入が途絶えるという最悪のことが起こるのでしょうか。
1、がん 2、心疾患 3、脳系 4、うつ病 5、事故 6、会社倒産
まだまだあるでしょう。これらのことが起こると住宅ローンの支払い不能リスクは急激に高まることになります。今回は1、2、3の3大疾病での住宅ローン支払い不能リスク、就業不能リスクの対応について考えます。
3大疾病での支払いリスク
上記6つのうち1番住宅ローン支払いリスクが高くなるのはやはり1でしょう。2と3を合わせて3大疾病と言いますがこの『まさか』の3つが自分の身に起こると途端に家計は厳しくなります。
病気のリスクは大きく2つに分かれます。1つは治療費のリスク、もう1つは生活のリスクです。3大疾病は治療代も生活費も共にリスクにさらされます。
保険を考えるのであれば医療保険ですがこれは治療費に向いています。ですが高額療養費あり付加給付ありで治療代に関してはそこまで住宅ローン支払いリスクは感じません。
就業不能リスクはやはり一時金のような大金でないと防げません。そこでパッと浮かぶのは大きく2つではないでしょうか
1、住宅ローンの3大疾病団信
2、生命保険の3大疾病保障
本当は1でフォローできたらいいのですがこの3大疾病保障は昔から評判がいいものではありません。がん(悪性新生物)はいいのですが急性心筋梗塞、脳卒中に関しては特に評判が良くありません。
その理由はこの3大疾病保障の約款にある『所定の状態』という文言にあります。
また住信SBI銀行や楽天銀行の団体信用保険で見られるような3大疾病保障の内容を見ると債務がなくなる条件は1年間継続して就業できない状態が続くときです。さすがに1年は長いです。
保険の3大疾病保障は変化している
2の生命保険での3大疾病保障はどうでしょうか。以前は悪評高いものでしたが最近は内容に変化があります。例えば『所定の状態』に加え『入院』や『手術』をしても保険が出るものが出ています。
これなら使える可能性があるのではないかと思うのです。あとは保険料がいくらになるかをシミュレーションして取捨選択すればいいのではないでしょうか。
生命保険の保障かそれとも団体信用保険か、まずは検討することなしにリスクの算定はできません。必ずマイホーム購入するときはリスクの算定は避けて通れないのです。