金利は上がる上がるというけれど
当オフィスはマイホームを購入するにあたって住宅ローン選びがわからないという方の相談業務をしております。お客様の7、8割が公務員であとの2割が医師と看護師となっています。
最近特にアメリカのインフレ抑制策による金利上昇からの円安の影響を大きく受けて住宅の価格が軒並み上昇傾向にあります。
そのニュースともう1つ固定金利の住宅ローンの金利上昇の話も聞く機会が増えているため心配事が多くなっているという具合です。
金利でいえば特に変動金利は危険的な話が出てきてますが『またか』という感じです。先のことはわかりませんが少なくとも日本銀行は金利を上げないと言っているわけです。
そこに素人である評論家などが憶測交えた話をお客様は読んだり聞いたりするので余計に不安になるのです。ですがそれで不安になるくらいなら固定金利を選んだ方がいいかもしれません。
この手の話は数年おきに出ては消えるのですが今回はどうでしょうか。今のところ変動金利は下がることはあれどあがってはいない状況です。
住宅ローン情報は熊本の知識を把握する
今や住宅ローンは全国の銀行で取り扱っているのでさまざまな種類があります。住宅メーカーやFPなどのHPでも情報を取得することはできますがその多くが熊本では合わない情報となっています。
東京資本の会社の住宅ローン記事は特にそうですが都会と地方都市では事情が全く違うために都会の情報をそのまま使おうとするところから誤りが発生します。
そう、東京はマンションが中心なのです!
先日熊本出身でヤクルトスワローズの村上選手が55号のホームランを打った時に1億円の家をプレゼントという話が出てました。しかしみんな笑ってました。
『1億円の家なんていらないんじゃない?』
これが熊本なら大豪邸なわけです。しかし東京は土地がバカ高いのです。1億では土地の場所によっては大した家ではないのが現実です。だからマイホームというとマンションの話が多くなったりします。
そんな情報を聞いても熊本では使えるわけがないじゃないですか。だから私はここ熊本に特化した住宅ローン情報を書くようにしているのです。
まず知っておきたいことは熊本は夫婦で収入合算するときは『連帯債務』が中心なのです。ペアローンではないのです。
肥後銀行と熊本銀行の重要性を知るべし
熊本の住宅ローンの中心をなすのが肥後銀行と熊本銀行の2つの銀行になります。ネットなどでそれこそ金利が低いネット銀行の情報を漁るのではなくまずはこの2つの銀行の住宅ローンを知るところから始まります。
この2つの銀行の次にネット銀行や金利が低い銀行の住宅ローンの申し込みがくるわけです。なぜネット銀行を使いたいと思っているのにこの2つの銀行を知る必要があるのか?
なぜならこの2つの銀行の最大の特徴が『仮審査の信憑性』にあります。そう、基本的に審査の結果は『仮審査=本審査』なのです。
これのどこがいいのかというと不動産屋さんやハウスメーカーの安心につながります。仮審査=本審査であれば例えば不動産屋さんの場合、仮審査が通るということは契約になれば売れるということです。
土地は非常に大きな金額になるので慎重に取引が行われています。ローンが通らないかもしれないネット銀行よりローンが通る銀行を使いたいわけです。
そしてローンが通るとなると安心して接客できます。ハウスメーカーも同じです。つまりお客様として信用してくれるのです。この影響はこの後非常に話がスムーズになります。
まずはこの2つの銀行のどちらか、もしくは両方の仮審査から始めます。ここで1つ疑問が発生します。『なぜ両方の仮審査を申し込むのか?』です。
実は熊本にお住みの方はこの2つの銀行の住宅ローンに関して勘違いしているようだからです。この2つ、肥後銀行と熊本銀行の住宅ローンは実は全く違う住宅ローンなのです。
熊本銀行と肥後銀行の住宅ローンの違い
この2つの銀行の住宅ローンが同じと思っている人が多い。これだけ住宅ローン金利を調べまくっているにも関わらず足元の2つの銀行の情報を持っていないのです。
もう1度言います。この2つの銀行の住宅ローンは全く違うローンです。
全て違うわけではないので同じところをまずはお話しします。
1、連帯債務 2、変動金利 3、店舗中心
一生懸命考えましたけど共通はこのくらいしか思い浮かびません。え?団信は同じじゃないの?というかもしれませんが内容は違います。違うところは金利以外では以下の通りです。
1、団信の内容と適用開始日 2、ローンの支払い開始時期 3、つなぎ融資に関して
これだけ違えば別のローンということがわかると思います。つまり使い方が違うのです。なのでまずは熊本でマイホームを購入する方はネット銀行より先にこの2つの銀行を知ることが大事なのです。
いかがだったでしょうか。もし読んでもわからないという方や考えるのがめんどくさいという公務員や看護師、医師の方がいればご相談ください。
永野FPオフィスの住宅ローン相談 通話無料 0120−929ー943 担当FP 永野 修