住宅ローンに入れられる諸費用
先日お客様より質問を受けました。『諸費用などを含めてマイホーム資金の2割程度は現金で揃えると読んだのですが本当ですか?』
今は超がつくほどの低金利時代です。頭金云々をいう時代ではありません。現金を貯めてから買うのもいいですがそれはそれで健康リスクが伴うものです。貯まる前に病気になったらそれこそマイホーム購入は断念しなければならないことも。
マイホーム購入にはタイミングというものがあります。タイミングを逃して後悔している方も結構います。病気はいつどんなものにあるかわからないですからね。
それでは現金が貯まる前に買うとしてマイホーム購入で諸費用をどこまで住宅ローンに入れることができるのか?また入れることができない費用は何か?
今日はそんなブログになります。
火災保険は入れられないの?
先日Twitterで火災保険と登記費用は住宅ローンに入れることができないので現金で用意することと言うツイートがありました。
熊本ではどうなのでしょうか。
私がお受けする場合はできる限り住宅ローンに入れることにしています。その理由は引き渡し寸前に現金が足りないとなっても困るからです。
まず住宅ローンに入れる諸費用は以下のものです。
1、火災保険 2、登記費用(表題登記・抵当権設定費用) 3、住宅ローン手数料・保証料 4、仲介手数料 5、印紙代
この5つだけで高い時は200万円程度かかりますのでこれを現金でと言うと大変になります。またローンに入れるものは入れておかないと手持ちの現金が減ってしまいます。
ローンに入れられないかもしれないもの
上記のようにできる限り入れるのですが中にはできないと断られることがある諸費用があります。例えば照明やカーテンです。
マイホームを建築したメーカーや工務店から購入する場合は入れることができますが別のお店で購入して見積もりをつけますとできないと言われることがあります。
またこのようなケースでは住宅ローン控除の対象にならないことからも注意が必要です。詳細は国税局のHPを参照してください
もし住宅ローンに入れたいのであれば事前に借りる予定の銀行に聞いてからにしたほうがいいです。
住宅ローンの入れないと何が問題か
通常できる限り諸費用は住宅ローンに入れて現金を残すようにしています。その理由はマイホーム購入はそのほかでも結構お金を使います。
例えば引っ越し費用やダイニングテーブルや椅子などの購入です。これだけでもいいものを購入すれば100万円近くしてしまいます。それに加えてテレビやボードなども新しくする方がいます。
そんな時に使うのはやはり現金になるからです。
しかし人によってはクレジットカードを使うことがあります。その時の注意は限度額オーバーです。なので事前にカード会社に連絡して限度額アップをしておいてください。
一時的(3ヶ月程度)限度額をアップしてくれると思います。私はこれを利用してポイントを貯めて冷食保存用の冷凍庫を購入しました。
マイホームの費用の大変は住宅ローンで賄いますがそれでも現金の管理を怠ると工務店やハウスメーカーへの精算の時にヒヤっとするかもしれません。
実際にそう言う方も数多くいますのでご注意ください。
住宅ローン相談 通話無料 0120−929−943 担当FP 永野 修